チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

ロビオラ・フィア

Robiolina Fia

2009年05月

ピエモンテ・アスティ県の丘陵地帯で、木苺やタイム、イバラなどを食べたロッカヴェラーノ種の山羊のミルクから造られるチーズ。若いうちは葉も艶やかで山羊乳特有の酸味が爽やかで繊細な味わいですが、熟成とともに表面の葉が乾き、葉の芳香が中まで浸透してさらに美味しさが増していきます。

ロビオラ・フィア

同郷同士の穏やかなハーモニー。
軽やかな白ワインとイチジクの葉にくるまれたチーズ。

鮮やかな緑に早朝の深呼吸が心地よいこの季節。桜の花が散り、初夏を迎えるまでのわずかなこの時期はあっという間に過ぎ去りますが、だからこそ大切にしたいものです。
さてこの時期にぜひご紹介したいチーズがイタリアのソフトタイプ、「ロビオラ・フィア」です。

産地であるイタリア・ピエモンテ州の丘陵地帯の村々の農家では牛も羊も山羊も飼っているところが多いのですが、この「ロビオラ・フィア」は木苺やタイム、イバラなどを食べた山羊のミルク100%でつくられています。ロビオラ・フィアのフィアはこの地方の方言で「イチジクの葉」という意味。その名の通りイチジクの葉でチーズが包まれています。イチジクの葉で包むことで昔から保存性を高めてきました。イチジクの葉に包まれていない状態のチーズは「ロビオラ・デイ・ロッカヴェラーノ」と呼ばれています。

熟成が進み少しずつイチジクの葉の香りがチーズに移ると、それはそれは艶やかです。日本の伝統和菓子の桜餅や柏餅に通ずるものがあります。熟成の若いうちは葉も青々とし、酸味が爽やか。熟成と共にチーズは締まり、葉の色は深くなり、爽やかな味わいからさらに旨みが増していきます。

このチーズに合うワイン

さて今回、この見た目もお洒落なチーズ「ロビオラ・フィア」のお相手のワインはというと・・ 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:前田 真希
東京都港区愛宕1‐5‐3 愛宕ASビル
Tel:03‐5776‐7722 Web:www.fermier.co.jp

フェルミエ

チーズとワイン トップへ戻る

メールマガジン

新商品やお得なキャンペーンや、お手軽にワインを楽しめるレシピ情報を、毎月1回お届けします!メールマガジン登録

インフォメーション

  • 登美の丘ワイナリー見学へ行こう!

ワインを探す

色・タイプ

ボディー・味わい
国