チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

バノン・ア・ラ・フォイユ

Banon a la Feuille

2007年10月

栗の葉で、手作業で一つずつ丁寧に包んだ個性的なシェーヴルです。
プロヴァンスのハーブを食べた山羊のミルクを使って造られ、栗の葉の香りがミルクの香りをさらに引き立てます。しっかりとしまった質感ですが、熟成とともにスプーンですくえるほど柔らかくなります。熟成の段階ごとに楽しめるチーズです。

バノン・ア・ラ・フォイユ

シャンパンと熟成したトロトロのチーズとのリッチな味わい

一つ一つ丁寧に栗の葉に包まれたチーズ「バノン・ア・ラ・フォイユ」の産地は南フランス、プロヴァンス地方。近年、ラベンダーの栽培で有名になったこの地方には今でこそ多くの観光客が訪れていますが、このチーズの産地であるバノン村は石ころだらけの痩せた土地で、かつてはアルプスの裾野にある小さな農村のひとつに過ぎませんでした。「バノン」と名付けられた山羊乳製のチーズは古くから各家庭でつくられていましたが、以前はタイムやローズマリー、サリエットといった、その土地のハーブをまぶしただけのものでした。
 AOCを取得したのは4年前、2003年の事。製造方法が統一され、栗の葉に包むことが条件になりました。栗の葉は秋に収穫した茶色のもので、5%のお酢をいれた熱湯に通して殺菌したものを使用し、チーズ全体を覆うように包んでいきます。その後、8~12℃のカーヴで約2週間ほど熟成させると、中身はしっとりと柔らかくなってきます。フランスの大半のシェーヴルは白く、さわやかな酸味とさっぱりとした風味が特長ですが、「バノン」には酸味はなく、柔らかくねっとりしています。AOCを取得してから一気に注目されるようになったとはいえ、現地で味わうようなトロトロの「バノン」には、日本でお目にかかれることは滅多にありません。

このチーズに合うワイン

 この日のテイスティングのために、フェルミエのカーヴで特別熟成させた「バノン」はトロトロの仕上がりで、大満足のものでした。そしてさらに私たちを感動させたのが、シャンパン「ローラン・ペリエ ブリュット L・P」との相性!熟成が進みトロトロになった「バノン」と、エレガントでフレッシュなシャンパンを一緒にいただくことで、チーズの持つ甘味とコクが増し、クリーミーさが活きると共に、シャンパンの味わいも一層引き立てられてリッチな味わいになりました。 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:本間るみ子
東京都港区愛宕1‐5‐3 愛宕ASビル
Tel:03‐5776‐7722 Web:www.fermier.co.jp

フェルミエ

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