品格ある味わいが魅力です
イタリア生まれのアズィアーゴにフランスのシャブリ
アズィアーゴのふるさとはヴィチェンツァの北、標高1000メートルの高原地帯にあるアズィアーゴ村です。チーズづくりの伝統は脈々と受け継がれてきましたが、酪農業の近代化が急速に進み、平地の工場で大量に生産されるようになりました。ヴェネツィア商人資本によって農業の開発が行われてきたためでした。
「アズィアーゴ」にはふたつのタイプが存在します。「ダッレーヴォd'Allevo」と呼ばれるのは、直径が30~36cm、重さ8~12Kg、最低でも3ヶ月以上、最高で3年まで熟成させるもの。もうひとつが、「ダッレーヴォ」より一回り大きい「プレッサートPressato」です。直径は30~40cm、重さが11~15Kg、製造後20日目から食べることができるようになります。余韻を味わいたいなら、「ダッレーヴォ」ですが、気軽に食べるなら「プレッサート」がお勧めです。ほのかな酸味と甘みが混じり合って優しい味わい。この食べやすさが、人気の秘密なのでしょう。パンに挟んで食べたり、あるいは溶けやすいのでお料理にも大活躍。たとえば、両面にパン粉をつけてフライパンで焼くだけで簡単なメイン料理が出来上ります。