チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

アズィアーゴ・プレッサート

Asiago pressato

2006年10月

塩味が控えめで、ミルクの甘味がダイレクトに感じられる優しい味わいが特徴。テーブルチーズとして食べる他、イタリアでは日常的にお料理に用いられている人気者です。

アズィアーゴ・プレッサート

品格ある味わいが魅力です
イタリア生まれのアズィアーゴにフランスのシャブリ

アズィアーゴのふるさとはヴィチェンツァの北、標高1000メートルの高原地帯にあるアズィアーゴ村です。チーズづくりの伝統は脈々と受け継がれてきましたが、酪農業の近代化が急速に進み、平地の工場で大量に生産されるようになりました。ヴェネツィア商人資本によって農業の開発が行われてきたためでした。

 「アズィアーゴ」にはふたつのタイプが存在します。「ダッレーヴォd'Allevo」と呼ばれるのは、直径が30~36cm、重さ8~12Kg、最低でも3ヶ月以上、最高で3年まで熟成させるもの。もうひとつが、「ダッレーヴォ」より一回り大きい「プレッサートPressato」です。直径は30~40cm、重さが11~15Kg、製造後20日目から食べることができるようになります。余韻を味わいたいなら、「ダッレーヴォ」ですが、気軽に食べるなら「プレッサート」がお勧めです。ほのかな酸味と甘みが混じり合って優しい味わい。この食べやすさが、人気の秘密なのでしょう。パンに挟んで食べたり、あるいは溶けやすいのでお料理にも大活躍。たとえば、両面にパン粉をつけてフライパンで焼くだけで簡単なメイン料理が出来上ります。

このチーズに合うワイン

 今回ティスティングしたのは「プレッサート」のほう。現地でいただくものよりも熟成した、アミノ酸の旨みが感じられる状態でした。チーズとワインの王道マリアージュといえば「同郷」ですが、意外にもフランスワインとのマリアージュが成立。アズィアーゴの持つ優しい旨みが、シャブリと一緒に味わうことで、より洗練され上品な品格まで漂わせてくれました。 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:本間るみ子
東京都港区愛宕1‐5‐3 愛宕ASビル
Tel:03‐5776‐7722 Web:www.fermier.co.jp

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