このチーズに合うワイン

 今回ティスティングしたのは「プレッサート」のほう。現地でいただくものよりも熟成した、アミノ酸の旨みが感じられる状態でした。チーズとワインの王道マリアージュといえば「同郷」ですが、意外にもフランスワインとのマリアージュが成立。アズィアーゴの持つ優しい旨みが、シャブリと一緒に味わうことで、より洗練され上品な品格まで漂わせてくれました。

 言うまでもなく、同郷同士も相性抜群。優しい香りとまろやかな味わいが、フレッシュで爽やかなソアーヴェともマッチ。 国が同じだけでなく、生まれた州も同じチーズとワインは、まるでおさななじみのような、気心知れたカップルのようでした。

1st

ウィリアム フェーブル シャブリ

ウィリアム フェーブル
シャブリ

フランス
ぶどう品種 シャルドネ

シャブリならではの、みずみずしい果実味とフレッシュで切れのよい酸味を生かすために、ステンレスタンクで発酵・熟成が行われています。大地からのミネラル分も感じられるピュアでクリーンな仕上がりです。

2nd

 

ボッラ
ソアーヴェ クラッシコ トゥファイエ

イタリア
ぶどう品種 ガルガネガ、トレッビアーノ

ソアーヴェ地区の中でも、特に優れた場所に位置する急傾斜のトゥファイエ(凝灰岩)の畑からの逸品。みずみずしい果実の香りが口いっぱいに広がる、フレッシュで爽やか、しかも切れ味のいい辛口です。葡萄品種は、ガルガネガ種が9割、残りの1割がトレビアーノ・ディ・ソアーヴェ種です。