チーズとワイン

世界のチーズ事典

世界のチーズから、それに合うワインをお探し頂けます。

クール・ド・ヌーシャテル

Coeur de Neufchatel

2006年01月

フランス・北ノルマンディを代表する白かびタイプのチーズ。古い歴史と、ロマンチックな言い伝えから、今も昔も人気が高い。塩分がやや強めのため、ワインやパンとよく合う。

クール・ド・ヌーシャテル

思いこめて贈りたい ハートのチーズに愛のワイン

今年もヴァレンタイン・デーが近づいてまいりました。フィーバーぶりは加熱する一方ですね。思いを伝える手段はまず「カタチ」から…。というわけで、今回のテイスティングでは、愛の聖人「サンタムール」とハート型のチーズ「クール・ド・ヌーシャテル」の相性を検証しました。予想通り、というよりも予想以上のマッチングにテイスティング隊はしばし無言になったほどです。

 白かびに覆われた「クール・ド・ヌーシャテル」の誕生にはロマンチックな逸話があります。百年戦争の頃、ヌーシャテル村の女性が、敵国イギリス兵士と恋に落ち、ハート型のチーズを作ってプレゼントしたのが始まりだと言われています。ヌーシャテル村のある北ノルマンディ、ブレイ地区は古くからチーズ造りが盛んだったらしく11世紀の文章に記録されています。この話が本当なら、ヌーシャテルはノルマンディで最古のチーズのひとつ、ということになりますね。ヌーシャテルには煉瓦型や円筒形、四角形など6種類の形と大きさが存在します。とはいえ、一番ポピュラーなのがハート型「クール」です。姿が可愛いのでマイルドな風味と思われがちですが、意外と塩気が強く個性的な味わいがあります。チーズの世界も減塩傾向にありますが、クール・ド・ヌーシャテルは依然として塩味が際だっているのが特徴です。

このチーズに合うワイン

数年前にも同じサンタムールとの実験をしたことがありましたが、そのときの「クール・ド・ヌーシャテル」は少し熟成が進みシャープさを増していたせいか、しっくりとはいかず、シャンパンに軍配があがりました。シャンパンがクール・ド・ヌーシャテルを包み込むように溶かして喉を通過していった心地よい思い出があります。 続きを見る

この記事はフェルミエ監修の元に作成しております。
株式会社フェルミエ 取締役社長:本間るみ子 執筆:本間るみ子
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