2007年11月3日(土・祝)~12月16日(日)
※作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。
※各作品の展示期間については、美術館にお問い合わせください。
高山寺所蔵の「鳥獣戯画」は、一部の巻には人物も描かれているため、現在では総称して「鳥獣人物戯画絵巻」と呼ばれており、甲巻・乙巻・丙巻・丁巻の四巻からなっています。これらは当初からセットであったわけではなく、さまざまな改変を経て現在の姿になったと考えられています。また、四巻それぞれに画風が異なり、制作年代についてもある程度の幅が想定されるなど、その制作過程は今もなお多くの謎に包まれています。このセクションでは、まずは「鳥獣戯画」をじっくりご覧いただき、各巻それぞれの面白さをお楽しみいただきます。また、もとは絵巻の一部だったと見られる断簡や、絵巻には出てこない場面が含まれている後世の模本もあわせて展示し、現在知ることのできる「鳥獣戯画」の全貌に迫ります。
ここでは「鳥獣戯画」と関わりのある作品をご紹介します。1つ目は、「鳥獣戯画」の筆者を考える上で重要な密教図像と「年中行事絵巻」。2つ目は、「鳥獣戯画」が墨だけを使い、活き活きとした線でユーモラスに描き出す点に注目し、筆線主体の「白描(はくびょう)」、そして「戯画」の系譜に連なる作品を追ってみたいと思います。最後に、「鳥獣戯画」甲巻に登場する表情豊かな動物たちのように、擬人化された動物が、物語の主人公となった例をとりあげます。
※本サイト内の記述、画像の無断転載・転用を禁止します。
2024年 1月
2024年 2月
2024年 3月
2024年 4月
2024年 5月
2024年 6月
2024年 7月
2024年 8月
2024年 9月
2024年 10月
2024年 11月
2024年 12月
2025年 1月
2025年 2月
2025年 3月
2025年 4月
2025年 5月
2025年 6月
2025年 7月
2025年 8月
2025年 9月
2025年 10月
2025年 11月
2025年 12月