2007年3月30日(金)~6月3日(日)
※作品保護のため会期中、展示替をおこなう場合があります。
※各作品の展示期間については、美術館にお問い合わせください。
日本の美術には、祝いにふさわしいおめでたい文様があふれています。人々の長寿や繁栄を願う気持ちは、松竹梅、鶴亀など、さまざまな形にたくされてきました。
春の桜、秋の菊など、四季折々の花や樹木は、古くから日本人に愛され、和歌の題材となり、身の回りの品々を彩ってきました。美を競う様子はさながら楽園のようです。
社寺の祭礼行事や、雛祭り、端午の節句などの五節句、そして誕生、元服、婚礼などの人生のハレの日は、様々な作品が制作される契機となり、日本美術を豊かにしてきました。
花見の宴や遊里の座敷など、遊宴の場面はことさら晴れやかな場です。飲食の器の意匠は趣向がこらされ、踊りや遊戯に興じる男女はしばしば絵画の中心モチーフになりました。
藍染めの筒描や、沖縄の紅型。これらの伝統的な染織のデザインは、鳳凰や宝尽しなどの文様が華麗にあしらわれ、気候風土を反映したカラフルな色彩とともに、生き生きしたハーモニーを奏でています。
熨斗文筒描蒲団地
近代
20世紀前半
紅型裂
白地松皮菱扇に風景小禽文
19~20世紀
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