79キララの育て方
初心者向けの園芸品種でキク科オステオスペルマム属の観葉植物。
目次
初心者にぴったりキララ
キララってどんな花?
サントリーフラワーズのキク科オステオスペルマム属の多年草で初心者向けの園芸品種です。高い分枝性、鮮やかな花色、ふんわり豪華に咲き、従来のオステオスペルマムよりも「暑さ」に比較的強く長く楽しめます。
キララ基本情報
原産国
|
南アフリカ |
科・属名 |
キク科オステオスペルマム属 |
---|---|---|---|
園芸分類 |
草花 |
草丈/樹高 |
30cm~40cm |
形態 |
一年草 |
花径 |
3~4cm |
耐寒性 |
強い |
耐暑性 |
強い |
花色 |
白、黄色 |
開花時期 |
3月~6月、9月~11月 |
キララの花言葉
キララの花言葉には、「輝く未来へ」という意味があります。太陽の光をたくさん受け、花びらが開き、鉢いっぱいにキラキラ輝く花をお楽しみください。
カラーバリエーション
イエロー:元気の出るビビットなイエロー。
ホワイト:表が白、裏が黄色のリバーシブル。蕾は黄色なのに、開くと白い花が現れるという裏表2つの表情を持っています。
キララの育て方
栽培環境
キララは日光を好む植物です。真夏と真冬以外は日当たりのよい場所で管理しましょう。ただ高温多湿に弱いので梅雨時や真夏は、直射日光を避けましょう。キララは耐寒性が高く、マイナス5度になっても耐えることができますが、マイナス5度よりも気温が下がる地域では、軒下に移動させましょう。
置き場所
夏:梅雨の時期は特に、雨ざらしにしないように注意しましょう。
冬:敷き藁(ワラ)などのマルチング材を利用して霜除け対策をしましょう。軒下か明るい室内に取り込み雪や霜が直接当たらないようにします。暖房の効いていない場所が良いです。
植え付け
深さがポイントです!
ポットと鉢の高さが揃う程度の深さに植えましょう。鉢の淵から2.0mm~3.0mm下位置に苗の高さがくるようにスペースをとって植えます。(ウォータースペースを設けましょう。)ふんわりと土を入れる。植えつけ後はたっぷりと水をあげましょう。
水やり
土の表面が乾いていたら、水やりをするタイミングです。鉢底から水が出てくるぐらいたっぷりと与えましょう。
夏の水やり:生長が鈍る時期に差し掛かっても、土の乾燥具合を見て、水を与えるペースを乱すことなくあげましょう。
土
清潔で通期物に富んだ水はけの良い土。新しい土を使いましょう。
肥料
均等に置きましょう。根を痛めてしまう。固形肥料は1か月に1回で、液体肥料には、1週間に1回のペースにしてください。
花がら摘み・摘芯・切り戻し
花がら摘み:キララの花は次々と咲くので、適宜花がら摘みを行います。花がらは株元からしっかりきるのがポイント!花がらを摘み取ることで、次々と花が咲きやすくなります。
摘芯:姿が乱れたら摘芯するのがポイント! 全体が伸びないようになります。冬に差し掛かる10月に、摘心という作業をすることで花がよりきれいにたくさん咲きます。
切り戻し:花姿が乱れてきたら整える程度にしましょう。キララは暑さに強いですが、蒸れを防ぐためにも切り戻しをしておきましょう。梅雨の前の6月辺りで1度行いましょう。
日当たり
キララは日光を好む植物ですので、真夏と真冬以外は日当たりのよい場所で管理して下さい。また、直射日光でも耐えられる性質ですので、戸外でも気にしないで育てられます。1日の中で半分の時間は日に当てられるようにしておきましょう。
ただし、キララが分類されているオステオスペルマム属は、高温多湿に弱いです。梅雨時や真夏は、直射日光を避けましょう。
かかりやすい病害虫
キララなどのオステオスペルマムが、被害に遭いやすい病気には「灰カビ病」があります。害虫は特に春から秋に発生しやすくなります。殺虫剤や殺菌剤などを散布して駆除と予防しておきましょう。
その他かかりやすい害虫は、「アブラムシ」「アザミウマ」「オンシツコナジラミ」などです。日常的には風の良く通る場所で育てることが予防に繋がります。
キララ上手に育てるポイント
キララを育てるポイント5選!
日当たりが良く通風しがある場所で管理
キララは日光不足になると、花付きが悪くなり咲く花の数も減少してしまいます。そのため、できるだけ日当たりが良く風通しがある場所で管理しましょう。
植え付ける深さに注意!
ポットと鉢の高さが揃う程度の深さに植えましょう。鉢の淵から2.0mm~3.0mmの下の位置に苗の高さがくるようにスペースをとって植えます。
冬は霜や雪に当たらないようにする
キララは耐寒性が高く、マイナス5度になっても耐えることができますが、マイナス5度よりも気温が下がる地域では、軒下に移動させましょう。
姿が乱れてきたら切り戻し(長さが1/2~1/3のボリュームまでばっさりカット)
思いきって切り戻してあげることで、翌年もたくさんの花を付けます。枝を刈り込んで、風通しを良くしてあげましょう。
冬越しできたら暖かくなる時期の、3・4月辺りから日光に浴びさせるようにしていきましょう。
水切れに注意する
寒さに強いですが、乾燥には弱いので水切れに注意してください。
キララの夏越し
夏を乗り切れば、秋そして翌春も花を楽しめます。そのためには春に十分に肥料を与え、株にボリュームをつけることが大切です。夏越しを目指す場合は、盛夏期は直射日光の当たらない風通しのよいところでの管理をおすすめします。6月?7月に剪定して蒸れを予防し、7月以降は風通しの良い半日陰か日陰に移動させます。そうすることで酷暑のダメージを少しでも軽減することができるでしょう。
キララの冬越し
霜や雪に当たると枯れてしまうこともありますので、注意が必要です。厳寒期の夜間は、軒下や屋内など霜や雪の当たらない場所に取り込むことをおすすめします。移動が困難な場合はビニールなどで覆って、冷風に当てないようにしましょう。春になり気温が高くなってきたら、少しずつ外気に慣らすようにし、日当たりのよい屋外に移動しましょう。また、肥料は控えめにしましょう。
動画で徹底解説
「キララ」の植え方から特徴などを動画で分かりやすくご紹介しています♪どうぞご覧ください!
花の咲き終わり
咲き終わった花は、花茎を根元からカットしてください。思いきって切り戻してあげることで、翌年もたくさんの花を付けます。
キララの楽しみ方!
キララで寄せ植えしよう!
キララは高さがあり、カラーも黄色と白で他の花や他の植物とも合わせやすいです。色々な種類の花とアレンジに挑戦してみてくださいね!
キララの花で楽しむ!
キララは高い分枝能力と花数の多さが自慢です!小鉢植え、大鉢植え、花壇植えやハンキングなど楽しみがたくさん!初心者にもオススメのお花です。