78暑さに強い花 ビンカ
ビンカ(ニチニチソウ)ってどんな植物?
ビンカという名前は旧学名のVinca rosea(現学名はCatharanthus roseus)で、旧学名の属名が残り、ビンカという名称が現在でも使われています。キョウチクトウ科ニチニチソウ属の多年草ですが、日本では越冬できないため1年草として取り扱われています。
原産地はアフリカのマダガスカルでい植物温暖な気候を好みます。高温や多湿が原因で植物が弱って、病気にかかりやすくなってしまう植物が多いですが、ビンカは夏の暑さに強いです。そんな夏場におすすめなのがビンカ(ニチニチソウ)です。
名前の由来や育て方、極小輪ニチニチソウ「フェアリースター」についての情報もご紹介いたします。
目次
・ビンカ(ニチニチソウ)どんな植物?
・ビンカ(ニチニチソウ)の特徴
・ビンカにはさまざまなタイプの花が存在
・極小輪ニチニチソウ「フェアリースター」
・フェアリースターの育て方
・初心者に大好評!「すぐ楽フェアリースター」
ビンカ(ニチニチソウ)の特徴
暑さには強いですが寒さは苦手です。ひとつの花は3~5日しか持ちませんが次々と新しい花を咲かせるので長い期間楽しむことができるのが特徴です。
ビンカ(ニチニチソウ)の基本情報
科・属名
|
キョウチクトウ科ニチニチソウ属 |
形態 |
多年草 |
---|---|---|---|
園芸分類 |
草花 |
草丈/樹高 |
10~80cm |
耐寒性 |
弱い |
耐暑性 |
強い |
花色 |
白、紫、赤、ピンク、オレンジ |
開花時期 |
5月~11月 |
ニチニチソウの名前の由来
ビンカはニチニチソウとも呼ばれることもあります。ビンカは別属のツルニチニチソウ属の学名です。旧学名のVinca rosea(現学名はCatharanthus roseus)で、旧学名の属名が残り、ビンカという名称が現在でも使われています。ニチニチソウ属の植物とよく似た花を咲かせる"つる植物"で次々に花が咲く様子から、「日々草(にちにちそう)」とも呼ばれています。
ビンカにはさまざまなタイプの花があるんです。
ニチニチソウの種類
基本の花色は白、ピンク、赤、オレンジ、紫色の5色がです。花弁の濃淡と中心部の色の違いから品種としてさらに分かれ、ニチニチソウは生育の特性によって次の3種類に分類されています。
①矮性:まとまり良く生長するタイプ
②立ち性(高性):茎が直立方向に育つタイプ
③這い性:地面を這うように伸びていくタイプ
地植えやプランター、吊り鉢など植える場所に合わせて選びましょう。
極小輪ニチニチソウ「フェアリースター」
かわいらしい小花が特徴的な極小輪ニチニチソウ「フェアリースター」。
花は小さくて、写真のようにとても可憐な花姿をしています。こんな愛らしい見た目ですが、夏の暑さにはしっかりと強いんです。フェアリースターはニチニチソウの1/4の大きさで花径2~2.5cmの、愛らしい星型の小花をたくさん咲かせます。 可憐で小さな花が、次から次へと満開に咲いてくれますよ。
フェアリースターの特徴
圧倒的な花密度!花がこんもり咲くフェアリースター。
フェアリースターの特徴はなんといっても極小輪の愛らしい小花とその花の密度です。花が株全体を覆うように、自然にこんもりと咲き誇ります。1苗でも抜群の存在感があります。
また、鉢植えや花壇はもちろん、他の花やリーフ類とあわせて寄せ植えにしたり、ハンギングバスケットやリース仕立てなどでも楽しめます。
特に寄せ植えに使うと、メインの花にもなりますし、他の花もしっかり引き立たせてもくれます。その万能さも魅力のひとつです。
フェアリースターの育て方
フェアリースターは、水はけの良い土を好みます。市販の培養土に赤玉土と腐葉土を混ぜると水はけが良くなるのでおすすめです。また、植え付けのときは深く植えすぎないようにして苗の土の表面が見える程度に植えて、株元の風通しを良くしてあげましょう。
◆水やり
暑い夏でも元気に育てるためには、庭植えでも土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。ただ乾燥気味の環境が好きなので、水のやり過ぎには注意が必要です。
花や葉に直接水をかけると、株が傷んだり、蒸れや病気などの原因になりますので、株元から水やりしてください。乾かし気味の管理が基本です。
◆肥料
植え付け時に土に含まれていた肥料は、徐々に効き目がなくなっていきます。花をたくさん咲かせるために、追肥として肥料を定期的に与えます。草花用の肥料をご用意ください。
・市販の肥料を準備しましょう。花をたくさん咲かせるためには欠かせません。植込み時には直径30cmのプランターに置き肥として元肥を5粒混ぜ込みましょう。
・花が咲いているときは、液肥を週に2回程度与えても良いでしょう。
※お手持ちの肥料に記載されている肥料の使用方法、濃度、頻度を参考にしてください。
置き肥として元肥5粒を月に一度、必ずあげるのがポイントです!
【追肥の仕方】
植え付けの約1ヶ月後から定期的に「置肥」をしましょう。(1ヶ月に1回が目安。)1ヶ月ほど経つと、置肥のかたまりが土にまだ残っていても効果はなくなっています。
「液肥」を併用すると開花のパフォーマンスが高まります。液肥は植え付けの約2~3週間後から使用すると良いでしょう。
◆花がら摘み
咲き終わったお花は自然に落ちてくれるので、基本的に花がら摘みが必要ありません。
落ちた花びらが葉などについて雨で貼りついたりすると病気の原因になるので、気が付いたら取ってあげましょう。
◆摘芯(ピンチ)
フェアリースターは自然にこんもり育つため、摘芯は不要です。摘芯(ピンチ)が苦手な初心者の方にもおすすめのお花です。
◆切り戻し
茎が伸びて形が崩れたら、伸びてしまった茎の先端を、小さな新芽や花芽の出ている部分よりも上で切ります。分枝がさらに良くなり、ボリュームのある株になります。
フェアリースター おすすめの栽培環境
フェアリースターは太陽の光が大好きです。半日以上は日にあたる場所に置いてあげましょう。湿気が苦手です。蒸れると病気になりがちですので、風通しの良い場所で育ててあげてください。
置き場所
日当たりと風通しの良い屋外で育てましょう。特に5~6月と10月は少しでも気温が高く、明るい場所で育てる方が元気に開花します。
水やり
鉢土が乾いたらたっぷり水を与えてください。花や葉に直接水をかけると、株が傷んだり、蒸れや病気などの原因になりますので、株元から水やりしてください。乾かし気味の管理が基本です。暑い時期は水やり後に蒸れやすいので、朝夕の涼しい時間帯に水やりをしましょう。
初心者に大好評!「すぐ楽フェアリースター」
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花付き2色植えの「すぐ楽フェアリースター」ならフェアリースターの混色が簡単ですぐに楽しめます!そのまま飾っても楽しめるので簡単なお花から始めてみたいビギナーさま、すぐにお花を楽しみたい、気軽に混色を楽しみたい方におすすめです。
ミルク&ストロベリー
ミルク&ピーチ
フェアリースターの寄せ植え
鉢植えや花壇はもちろんですが、他の花やリーフ類とあわせて寄せ植えもおすすめです。メインの花にもなりますし、他の花もしっかり引き立たせてもくれます。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?暑さに強く、かわいらしい小花がこんもりたくさん咲いてくれるのが魅力ですね。寄せ植えでも存在感のあるフェアリースターを是非育ててみてください!