若者の悩みを解決したい。サントリーの新ブランド「menphys」が見据える未来
若者の悩みを解決したい。サントリーの新ブランド「menphys」が見据える未来

HEALTH CARE

若者の悩みを解決したい。サントリーの新ブランド「menphys」が見据える未来

24.08.27

日々新しい事業でさまざまなチャレンジを続けているサントリーグループ。本シリーズでは、未来を見据え、次なる一手を模索する開拓者たちの奮闘に迫ります。シリーズ第4回では、8月27日に誕生した新ブランド「menphys(メンフィス)」について、サントリー食品インターナショナル株式会社ブランドマーケティング本部でチームを牽引してきた土屋友胤(ともつぐ)さんと佐藤和夢(かずむ)さんのお二人にお話を伺いました。

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「menphys」は、サントリーが初めて取り組んだ、人には話しづらい若年層の心と体の悩みをケアするブランドです。「menphys」が世の中で必要とされる意義、そしてチームで一丸となって仕事をする喜びやプライベートとの両立について語っていただきました。

2つのチームが統合して生まれた
新ブランド「menphys(メンフィス)」

サントリーの新ブランド「menphys」。そのブランドコンセプトは「人に言いづらい若者の悩みを心と体の両面からアプローチする」です。その第1弾として、女性特有のイライラ期を明るく前向きに変えたい方と、男性としての自信を取り戻したい方をサポートする製品を発売します。

0827_mebphys_03.jpg「menphys」のブランドマネージャーを務める土屋友胤さん(左)と佐藤和夢さん(右)

土屋さん:この2つの商品を第1弾に選んだのは、「人に言いづらい悩み」のなかで、まずは私たち自身や周囲の友人・同僚の悩みから解決したいという思いからです。

人間の心と体は密接に関係し合っています。そのうえで、男性特有の悩みは身体的なところに注意を払いがちですが、実は心もケアすることが大切です。また、女性特有のイライラ期も女性が抱える代表的な心と体の悩みのひとつです。

それぞれの悩みにおける「人に言いづらい」程度や理由、要因は全然違いますが、いずれも体だけでなく心のケアが大切なことから、メンタルとフィジカルをかけ合わせた「menphys」というブランドでサポートできればと考えました。

サントリーが、なぜこのようなブランドを手がけるのか。その答えは、サントリーグループの目的「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」にあります。

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土屋さん:お客さまの日常を少しでもよりよいものにしていくのがサントリーの使命だと考えています。そのうえで楽しい時間を過ごすときの商品がある一方で、心と体の悩みに寄り添う商品があってもよいと思いました。

やりたいことがあるのにがんばれない、人に悩みを打ち明けることもできない──。そんなときに「menphys」が寄り添い、人々の生命(いのち)を輝かせることができればと思っています。

そう語る土屋さんは入社12年目。小学校から大学まで野球一筋、プロ野球選手を目指したこともあるほどでした。

土屋さん:残念ながら、大学野球部時代はチームの最終順位も、私自身のポジションも「二番手」止まりでした。その悔しさから、新入社員時代は、営業としてサントリーフーズを業界一位にしたいというのが目標でしたね。

一方、行動派でアクティブな日常を楽しんでいるというのが入社8年目の佐藤さん。

佐藤さん:大学時代はラクロスに明け暮れる日々を過ごしていました。今も夏はバイク、冬はスノーボードといろいろな趣味を楽しんで、仕事とプライベートのメリハリをつけています。

0827_mebphys_05.jpg現在も野球を続けている土屋さん。サントリーのチームにも所属。

0827_mebphys_06.jpgバイクにスノーボードに、プライベートが多趣味な佐藤さん。

そんな二人は、佐藤さんが新卒で赴任した九州支社で、一緒に働いていた親しい先輩後輩という間柄だそう。今回、「menphys」プロジェクトで、再び顔を合わせることになりました。インタビュー中も、お互い何でも言い合える打ち解けた雰囲気で、強い信頼関係を伺わせます。

土屋さん:佐藤さんには仕事で悩んだときの壁打ちにも付き合ってもらうなど、本当に頼りになるよき相談相手です。

佐藤さん:忙しくても時間を割いて丁寧に話を聞いてくれるのが、土屋さんです。チームをまとめる存在として安心できますし、とても尊敬できる先輩です。

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会社から突きつけられた
「商品開発の意義」というお題

「menphys」チームの現場を支えるコアメンバーは約10名。ブランドマネージャーの二人のほか、商品開発、デザイン、宣伝、広報など、さまざまなメンバーが集まっています。

そんな「menphys」は、もともとは別々に進んでいた商品開発の芽を2023年にひとつのブランドとして統合したという経緯があります。

「若者」「心と体のケア」「人に言いづらい悩み」という共通点に目を留めた上司が「ひとつのブランドとして取り組んでみてはどうか」と提案。商品だけでなく、自分自身の心身の悩みについて気づき、学び、向き合うきっかけを作ってもらいたいという思いで、現在の「menphysプロジェクト」が誕生しました。

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同じ「人に言いづらい悩み」と簡単に一括りにはできません。本プロジェクトの過程では、それをどうひとつのブランドとして定義づけるかという、難しい課題にも直面しました。

繊細な領域に訴求する商品だけに、消費者にメッセージがしっかり届けられなければ、プロジェクトとして進めるのは難しい──。会社から突きつけられたそんな「お題」についてチーム全員で話し合う日々が続きます。

土屋さん:「人に言いづらい悩み」について、それぞれが具体的に言語化しながらすり合わせをしていきました。「menphys」の役割は「今、100%ではない人を救う」「マイナスをゼロ、ないしはちょっとプラスに戻す」ことだと共有したことで、ブランドコンセプトの軸ができたと思います。

佐藤さん:20-30代の若手が中心で新規事業への挑戦という「チャレンジ感」がチームに浸透しています。誰の意見も否定しないし、言いたいことが言える。そうやって全員でとことん話し合って、納得できる着地点を探す雰囲気が、すごくいいなと思っています。

そんなメンバーそれぞれのこだわりは、さまざまな場面でも見受けられるそうです。

土屋さん:例えば、中味づくりの観点では開発チームがかなりユニークな切り口で設計してくれました。お客さまがどんな気持ちなのかを考え、「それを救うには、こういう味わいがいいのではないか」と、かなりの数のフレーバーを提案が挙がりました。

味を表現するフレーズも「ちょっと前向きになれる」とか「ハーブのような香りで癒される」といった感じで、単に「おいしい、おいしくない」ではない、考え抜いたキーワードだったりして、議論が盛り上がりました。だからこそ、お客様にも自信を持ってお届けできます。

2023年には、チーム全員でSDGsスコア世界ランキング上位国のスウェーデンに視察へ。専門家やさまざまな団体・企業を訪ねる充実したスケジュールをこなし心と体を整える大切さを学ぶと同時に、チームの一体感を高めることができました。

土屋さん:スウェーデンには、人に言いづらい悩みについて冷やかすなど、特別な感情を持たずに客観的な事実として受け止めて、対処する考えがあると感じました。そこはおおいに学ぶべき点だと思いました。

0827_mebphys_09.jpgプロジェクトメンバーで参加したスウェーデン視察の様子。

仕事もプライベートも
楽しむのが「サントリアン」

無事にローンチを果たした「menphys」ですが、「勝負はこれから」と二人は意気込みます。

佐藤さん:私自身、過去の自分の不調が女性特有のものだったと知ったのはこのプロジェクトを経てから。早く分かっていれば楽だったのに、と何度も思いました。また、実際に友人や会社の同僚から悩みを聞いたり、悩んでいる方へのインタビューや勉強を重ねたりするにつれて、周りの方を救いたいと強く思うようになりました。

この商品で少しでも、日常を、自分らしく明るく前向きに過ごせる方が増えることを願っていますし、世の中に求められている商品だと強く感じています。

土屋さん:ここからは、人知れず悩んでいる人たちにどれだけ多く届けられるかが、正念場ですね。

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サントリー食品オンラインストアでの販売に留まらず、毎日の心と体の調子を記録できるデイリーチェッカー機能付きのLINEミニアプリ開発。SNS展開のほか、今後は心と体の悩みをケアするためのセミナーなども企画。さまざまなタッチポイントを用意し、「『menphys』コミュニティをお客さまと一緒に育てていく」ことを目指しています。

今は「menphys」の成功に全力を注ぐ二人ですが、将来的な目標についても伺ってみました。

土屋さんは「サウナ熱波師検定B」の持ち主というほどサウナ好き。いずれはサウナ業界のブランディングやPRを副業などで手がけてみたいという夢があります。

土屋さん:これまでは「サントリー」という看板のもとで仕事ができた部分も大きかったんですが、そういう看板を外した自分個人の力でどんなことができるのか、いつか挑戦してみたいですね。もちろん、サントリーでの仕事をきちんと成し遂げる前提ですが(笑)。

一方、「サントリーはとにかく熱くて、仕事を楽しんでいる人ばかり」とサントリー愛を語るのは、佐藤さんです。

佐藤さん:もともと商品企画に興味がなかった私に、営業からの配置転換を進めてくれたのが福岡時代の上司でした。おかげで商品企画の仕事に邁進している今の自分があります。

これからも仕事とプライベート、どちらも思い切り楽しみながらキャリアを成長させていきたいですね。

仕事でも個人でも、やりたいことをどんどん実現していく──。まさにサントリアンな二人にとって、新ブランド「menphys」はさらなる学びややりがいを与えてくれそうです。

0827_mebphys_11.jpgサントリー食品インターナショナル ブランドマーケティング本部

土屋友胤┃つちや・ともつぐ

1990年生まれ、京都府出身。立命館大学産業社会学部を卒業後、2012年にサントリーフーズ株式会社に入社。首都圏支社での量販営業、サンリーブ株式会社出向、サントリーフーズ九州支社での量販営業を経て、2022年に現職のサントリー食品インターナショナル株式会社ブランドマーケティング部署に配属。「デカビタ」「ZONe」ブランド業務および「menphys」ブランドの立ち上げを担当。

0827_mebphys_12.jpgサントリー食品インターナショナル マーケティング本部

佐藤和夢┃さとう・かずむ

1994年生まれ、神奈川県出身。中央大学経済学部を卒業後、2016年にサントリー食品インターナショナル株式会社に入社。サントリーフーズ九州支社量販営業部を経て、2018年に現職のサントリー食品インターナショナル株式会社ブランドマーケティング部署に配属。「GREEN DA・KA・RA」「ZONe」「Chilling」等のブランド業務を経て、2023年より「menphys」を担当。

「menphys」商品情報

menphys GABA&アルギニン&亜鉛購入サイト
10本パック(1本 50ml)
通常価格5,400円(定期の場合=初回4,320円 、2回目以降4,860円)

menphys GABA&大豆イソフラボン&鉄分購入サイト
10本パック(1本 50ml)
通常価格3,780円(定期の場合=初回3,240円 、2回目以降3,400円)

公式WEB:menphys

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