最高に贅沢な時間。ワンランク上の秋のマリアージュ。
今回ご紹介するチーズはアイルランド産「キャッシェル・ブルー」。アイルランドのチーズは日本ではなかなかお目見えしないチーズですね。この「キャッシェル・ブルー」は、アイルランドで初めてつくられた青かびタイプのチーズです。
アイルランド南東部、ダブリン近郊の街キャッシェル。1986年にチーズ製造をスタートさせたグタップ夫妻によってこのチーズは生まれました。甘味のあるねっとりとした生地はとてもクリーミーで、まんべんなく広がる深緑色の青かびは程よい刺激。そして、どこかイギリスの有名な青カビチーズ「スティルトン」を思わせる風味を持ち合わせています。製造をスタートしてから10年後には「ブリティッシュチーズ・アワーズ1996(※)」で銅賞を受賞するなど、アイルランドチーズを世に広めたチーズと言えます。
※ ブリティッシュチーズ・アワーズ(British Cheese Awards):1994年、小さな生産者のチーズを応援したいとJulliet Harbutt(ジュリエット・ハーボット)氏によって始められたチーズの品評会。