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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ぶどうづくり

高山村シャルドネ 萌芽の季節

こんにちは。登美の丘ワイナリーの栽培を担当している渡辺です。今日は高山村のシャルドネについてご報告致します。

私たちが高山村産のぶどうからワインを生産開始したのは2008年にさかのぼります。

2005年当時、村内でワインぶどうを生産していたのは、高山村の圃場条件に着目して近隣市町から耕作に来ていた故佐藤宗一氏と小布施ワイナリーの曽我彰彦氏の2名。彼らの働きかけもあり、現在信州高山ワイナリー社長である涌井一秋氏ら2名も2005年に栽培を始め、その翌年には村内外のワインぶどう栽培予定者を中心に30名を会員とする「高山村ワインぶどう研究会」が設立されました。そして同年に会員の中から新たに8名がワインぶどうの栽培を始められました。

2008年から今日まで、高山村の特徴である「豊かなアロマ、きれいな酸が魅力的な味わい、高い凝縮感」を目指して、私たちは高山村の栽培者とともに日々品質向上に取り組んでいます。

 

5月16日に、研究会が最初に開園した記念する畑で、栽培者の皆さんと萌芽の状況確認と芽かきの栽培指導を行いました。

4月末に萌芽をむかえ、ブドウ樹は順調に生育していました。この時期に余分な芽をかくことで、ブドウの生育を助けかつバランスよく成長し、良い房を産する非常に大切な作業です。

ぶどうの列1mに対して12芽(12枝)を目安として、房を付けない不定芽という芽などを慎重にかいていきました。

 
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 研究会の有志が栽培する2006年植付の畑 5月16日撮影
 
契約栽培をしている畑でもっとも標高が高い畑の1つ、大内園でも5月初めに順調に萌芽をむかえました。春の下草とともにブドウの芽はバランスよく、きれいに生長をしていました。きれいな酸が魅力的なワインが生まれる畑です。今年も栽培者の方たちとともに最高の高山村シャルドネを産していきたいと思います。
 
 
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 大内園のシャルドネ 2022年5月16日撮影
 

<おすすめワイン> ジャパンプレミアム 高山村産シャルドネ 2020

豊かなアロマときれいな酸、まずまずの凝縮感のある魅力的なワインに仕上がっているビンテージです。

 

 

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