桜の開花後、4月とは思えない寒い日が続きましたが、やっと春本番!
この度、岩の原葡萄園創業者「川上善兵衛」が生み出したマスカット・ベーリーAのスパークリングワインを岩の原葡萄園と共同開発しました。
このワインの瓶詰と仕上げ作業の応援に行って参りましたので、その様子をお伝えします。
1月上旬、登美の丘ワイナリーの中味設計者と岩の原葡萄園の中味設計者とで試作品を官能評価しながら、アッサンブラージュ検討を実施しました。それぞれのワイナリーで大事にしている味わいの価値観を共有しあい、議論をしながら実際の中味配合を決定しました。
そしていよいよ瓶詰です。
3月上旬、岩の原葡萄園のぶどう畑には1メートル以上の積雪があり、棚の上部がなんとか顔を出したところでした。
①瓶詰作業。
きれいなピンク色のロゼワインを充填、その後に目視検査を行い、異物混入がないかを確認します。
②仕上げ作業。
まずはラベル貼りです。
岩の原葡萄園の「深雪花」に描かれている「雪椿」がこのラベルにも描かれています。
「雪椿」は本州中部以北の日本海側だけに生え、雪消えする頃に雪を破って花を咲かせる姿が、困難に耐えて春に花を咲かせることに雪国の人達が自分たちの姿に想いを重ねるそうです。
続いて箱詰作業です。
1本1本オリジナルカートンに入れ、完成です。
カートンが窓あきのため、ラベルも見えます。
フルーティで華やかな香り、料理の味わいが活きるすっきりと爽やかな酸味と
果実味がバランスよく調和したスパークリングワインに仕上がりました。
来月は母の日ですね。
日頃の感謝と共にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
最後に、今回作業を手伝わせていただき、岩の原葡萄園皆さんのチームワークの良さとワインつくりに対する熱意を改めて感じました。
お世話になりました。ありがとうございました。