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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ワイナリーの四季その他

2022年 剪定始め式

令和4年1月13日、前日の強風は収まったもののピリッと冷え込んだ初春らしい朝でした。ワイナリーの守り神様であるお稲荷さんには一筋の光が差し込み、厳かな雰囲気に包まれていました。剪定始め式に先駆け、若宮八幡宮の宮司様祝詞のお導きの下、登美の丘ワイナリーの代表者が参拝致しました。
 
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お稲荷様に降り注ぐ陽光
 
その後、ぶどう畑を見下ろす標高600mにある眺望台に神棚を設け、剪定始め式を執り行いました。年明け最初の畑作業である剪定を始めるに当たり、今年一年の作業の安全と品質の高いぶどうづくり、ワインづくりができるようにと祈願するものです。白雪に輝く富士山に見守られながら、サントリーワインインターナショナル株式会社吉雄社長、庄内ワイナリー長以下栽培担当者を中心にスタッフが参集し、それぞれに新しい年への誓いをたてました。
 
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富士を望む祭壇
 
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お祓いを受けるスタッフ
 
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玉串を奉納し祈念する庄内所長
 
神事の後、吉雄社長から「昨年は日常も仕事も大変な中、新たなチャレンジなど多くのことをして頂きました。引き続き登美の丘ワイナリーのこれからの100年に向けて更に頑張りましょう。」と全スタッフへの慰労と励ましの言葉がありました。庄内所長からは「ものづくりは、そこに価値を載せて、お客様に届けていくことが大切。まさに剪定も価値を載せる第一歩。ここからチームで頑張っていきましょう。」大山栽培技師長は「私自身の仕事も剪定中。今年ぶどう・ワインづくりを通じてどんな成果に仕上げていくか、皆さんとしっかり取り組んでいきたいと思います。」との決意表明がありました。それぞれの言葉を受け、今年も良いぶどう、美味しいワインをつくりお客様にお届けすることができますようにと、皆強く心に誓いました。
 
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挨拶をする吉雄社長
 
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今年の意気込みを語る大山栽培技師長
 
その後、ぶどう樹が今年も素晴らしい実りになるよう祈りを込めて「献肥」を行った後、代表者が伸びた枝に鋏を入れ剪定を行いました。
今年さらにはその先のぶどうの実りを見据え、どの枝を残すか見極め、枝を落とす作業は簡単ではありません。担当からの説明を聞いても「さて、どの枝を切ったらよいのか・・・。」 実際にぶどう樹に鋏を入れるのは勇気が要ります。皆慎重に枝を落としていきました。そして最終的に栽培担当者の手によって、残すべき枝のみとなりきれいに整えられました。
 
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剪定について説明する栽培担当の潮上
 
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真剣に見極めをする新入社員の上條
 
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剪定前のカベルネ・ソーヴィニヨン
 
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剪定後のカベルネ・ソーヴィニヨン
 
栽培担当者によると、「剪定」は一見単純作業のように見えて、実はとても面白い作業だそうです。ぶどう樹はどれ一つとして同じ形はありませんし、それぞれの枝の伸び方に合わせて未来を想像しながら、考えながら鋏を入れていく訳ですから。そして、伸びた枝を落としてきれいに文字通り「手入れ」した姿を見た時の充実感はひとしおだそうです。まさにつくり手が愛情たっぷりにぶどう樹と向き合っていることなのだと思います。
 
今年も良いぶどう、良いワインができるよう力を尽くしてまいります。
登美の丘ワイナリーの一年が始まりました!
 
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吉雄社長を囲んで。栽培担当鈴木(左)と潮上(右)
 
~ワイナリーからのお知らせ~
2022年1月~当面の間、場内施設メンテナンスに伴い場内全施設の営業を休止しております。
営業再開につきましては、当社ホームページでお知らせ致します。 
 

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