サントリー ワイン スクエア

登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ワイナリーの四季その他

2021年 収穫式・仕込み式

8月31日、登美の丘ワイナリーではワインぶどうの収穫はじめ式及び仕込み式を行いました。毎年恒例の神事です。収穫時期の天候が良好であるよう、健全で品質の高いぶどうが収穫できるよう、また従事する者がけがや病気なく安全にワインづくりをできるようにと、祈願します。昨年同様、新型コロナウイルス禍において、現場へは代表者のみとし、メンバーはライブ中継での参加となりました。
 
 
20210917_1.jpg
式の様子はLive配信で各部署に共有
 
お客様入場門近くの「プティ・ヴェルド」の圃場に祭壇を設置し、韮崎市の若宮八幡宮の宮司様により執り行われました。収穫作業の安全と良質なぶどう果の豊穣をご祈祷した祝詞が上げられ、代表者による玉串奉奠をし儀式は滞りなく終了しました。
サントリーワインインターナショナル㈱社長の吉雄からは、ここまでぶどう栽培を行ってきた従業員や関係会社様への労いの言葉とともに、「本日の雨予報も外れ好天に恵まれ幸先いいです。毎年変わらずぶどうが育つ自然の恵みに感謝し、一房一房、お客様の顔を思い浮かべて収穫し、素晴らしいワインに仕上げていきましょう。」との挨拶がありました。
また、庄内所長からも「携わる皆さんに感謝します。協力会社の皆さんや製造栽培他全チーム、他部署間で連携し、ワイン県山梨の名に恥じぬよう登美の丘ワイナリーから素晴らしいワインを作っていきましょう。そしてそれには健康と安全が第一です。凡事徹底、コロナ感染防止、体調管理を徹底し、へこたれず・諦めず・しつこく、参りましょう。」との激励の言葉がありました。
 
20210917_2.jpg
 
栽培技師長の大山は「今年は1房1房の熟度に拘って何回も畑に入る方法で最適タイミングで収穫を進めたい。今年のてるてる坊主は去年の『アマビエ』に代わり、テーマは【SDG‘S】。10年後50年後にどのようなブドウ畑を残すべきか考え、1つ1つのぶどうを収穫したい。」と決意表明しました。
 
20210917_3.jpg
何十年先までも見据えて、SDGsをテーマに
 
その後ぶどう樹への献酒をし、「リースリング・フォルテ」の畑に移動し収穫を行いました。今年は梅雨が短く、ぶどうが熟してくる時期に晴れの日が多かったので光合成が活発に行われ凝縮されたぶどうに仕上がってきています。
 
20210917_4.jpg
リースリング・フォルテを収穫する吉雄社長
 
20210917_5.jpg
破砕場でも仕込みの安全を祈願
 
また、製造現場では仕込み式も執り行いました。製造技師長の宮井からは「目標品質に向けた仕込み方法の設定や新規の設備導入により、大きくなったコアを最大限に引き出し、出来たワインの品質保持したまま貯酒、瓶詰まで持っていくようチーム一丸で頑張りましょう。そして一日一日、安全な作業を実施いただくようお願いします。」と意気込みを語りました。
登美の丘ワイナリーは「世界を感動させるワイン」を目指して日々ワインづくりに向き合っています。2021年もサントリー日本ワインをどうぞご期待ください!
 
*現在新型コロナウイルスの影響を鑑み、当面の間、工場見学および場内全施設(ショップを含む)を休止させていただいております。皆様には大変ご迷惑とご不便をお掛けし、誠に申し訳ございませんが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
詳しくはHPをご覧ください。  https://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/?fromid=2events
 

<お薦めワイン> 登美の丘ワイナリーを代表するワイン 登美の丘〈赤〉2018

エレガントな果実香と、やわらかい味わい
カシスなどを思わせる果実香と程よい樽香がバランスよく感じられる赤ワイン。
口当たりはやわらかくやさしいタンニンと酸味が心地よく残ります。
 
 
 
サントリーのワインショップ <カーヴ・ド・ヴァン>
 

登美の丘ワイナリー通信のTOP

TOPへ戻る