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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ワイナリーの四季その他

2019年 収穫式

8月27日、登美の丘ワイナリーでは収穫式を行いました。
当ワイナリーでは毎年、収穫を始める際に、収穫時期の天候が良好であるよう、健全で品質の高いぶどうが収穫できるよう、また一人ひとりが怪我や病気がなく安全に作業に従事できるようにと、スタッフ全員が参加して祈念の神事を行います。
この日は前日までの予報と違い朝から強い日差しの差し込む、まさに収穫日和となりました。

 

お客様入場門を入ってすぐ右手にある『プティ・ヴェルド』の圃場に祭壇を設置しました。韮崎市の若宮八幡宮の宮司様により、収穫作業の安全と良質なぶどう果の豊穣をご祈祷した祝詞が上げられ粛々と儀式は執り行われました。
若宮八幡宮様には、サントリーが寿屋の時代、登美の丘ワイナリーが登美農園の時代からワイナリーの繁栄をずっと見守っていただいております。

 

 

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サントリーワインインターナショナル株式会社社長の宮下、ワイナリー長の庄内  そして栽培・醸造・販売・PR活動等各方面で協力してくださる会社の代表の方々が玉串を奉納し、滞りなく神事は終了しました。

 

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宮下社長、庄内所長からは「収穫も仕込みも皆さんが健康で安全でなければできません。そのうえで、これから良いぶどうを収穫し、良い仕込みをし、出来上がったワインを笑顔で評価できるように、これからの2か月間頑張りましょう。」との訓示がありました。
私たちスタッフ一同は改めて気の引き締まる想いで、各々に受け止めました。

 

そして栽培グループリーダーの和田が「今年は長い梅雨があったが、そんな時も何か出来ることはないかと自ら行動してくれたので、適期に防雨ができた。スタッフ皆に感謝したい。これからの収穫時期、ただぶどうを収穫するのではなくお客様がワインを飲む姿を思い浮かべながら、できることはすべて行うつもりで精魂込めて、全力で臨みたい。」と決意表明を行いました。
そんな栽培スタッフをてるてる坊主も力強く見守ってくれるはずです。

 

 

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その後リースリング・フォルテの畑に移動し今年始めの収穫を行いました。

 

今年は、2月~3月は気温が高めでしたが、4月に気温が下がったためぶどうの萌芽(ほうが=芽吹くこと)は例年より遅くなりました。開花も平年よりやや遅い6月上旬でした。数年ぶり(2016年以来)に梅雨らしい梅雨を迎え、日照不足などの影響が懸念されましたが、梅雨明け以降は天候が回復したことから、ここまでほぼ順調に生育が進んでいます。
今後も引き続きぶどうの健全性を注意深くチェックし、白系品種はアロマ・凝縮感を、赤系品種は完熟を見極め、最適なタイミングで収穫を進めていきます。
そして「世界を感動させるワイン」を目指して頑張ります!
2019年のサントリー日本ワイン、どうぞご期待ください。

 

今年も無事に成長したぶどうに、みな一様に笑顔がこぼれていました。

 

 

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