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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

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2018年 収穫式・仕込式

8月28日、登美の丘ワイナリーにて、収穫式・仕込式がとり行われました。
当ワイナリーでは毎年、収穫・仕込時期の初めに、収穫時期の天候が良好であるよう、健全で品質の高いぶどうが収穫できるように、また、怪我や病気がなく安全に従事できるように、登美の丘ワイナリーのスタッフ全員が参加して、祈念の神事を行います。
この日は今年の猛暑を物語るような強い日差しが差し込む中での神事となりました。
 
まず始めに、当ワイナリー場内に祀られている『稲荷神社』にて参拝を行いました。
サントリーワインインターナショナル㈱社長の宮下、登美の丘ワイナリー所長の庄内は今年4月の赴任後初めての神事とあり、終始神妙な面持ちで臨んでおりました。
 
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続いて、『プティ・ヴェルド』の圃場前に場所を移し、韮崎市の若宮八幡宮の宮司様によって収穫作業の安全と良質なぶどう果の豊穣をご祈祷いただきました。
当ワイナリーと若宮八幡宮様との関係は、サントリーが寿屋の時代、登美の丘ワイナリーが登美農園の時代から続いており、当ワイナリーの繁栄をずっと見守っていただいております。
 
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その後、サントリーワインインターナショナル㈱社長の宮下より、「今は海外でも日本ワインへの注目が高まっている。私たちのワインの魅力をより広めるためにも、健康と安全に留意して素晴らしいワインをつくっていきましょう。」との挨拶がありました。続いて登美の丘ワイナリー所長の庄内はスタッフに向け「一丸となって世界を感動させる最高品質のワインをつくっていこう」と呼びかけました。
そして、健全で高品質なぶどうの収穫ができるよう願いを込めて、プティ・ヴェルドの木に献酒を行いました。
 
栽培グループの和田からは「少ない人員で早朝から夕方まで作業をして頂き、とても良いぶどうができている。ご協力いただいている方々に感謝したい。これからの収穫時期、安全第一で頑張っていきたい」との決意表明があり、収穫式は無事に執り行われました。
 
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そして、リースリング・フォルテの畑に移り、参集したスタッフ一同で今年始めの収穫を行いました。
 
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続いて、醸造エリアの破砕場へと移動し、仕込作業の安全を祈願する清祓いの儀が、同じく若宮八幡宮の宮司様によって執り行われました。
そして製造グループと設計開発グループを代表して遠藤が決意表明を。
 
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「ワインの仕込み開始に際して、2点のことを意識して取り組みたい。ひとつは『安全第一・健康第一』をしっかり守ること。安全は何事にも勝る最優先事項だということを常に意識したい。もうひとつは、ものづくり行動指針の中の『お客様主義』に沿って業務を行うこと。独りよがりや妥協は、お客様のためにも自分のためにもならない。品質・設計開発において、お客様への感謝の気持ちを常に大事にしてワインづくりに取り組みたい。」と決意を新たにしました。
 
今年は春先から気温が高めで、ぶどうは早めに生育してきました。夏の高温や少雨もぶどうにとっては良いストレスがかかり、小粒で凝縮感があり、着色の状態も良好で、非常に良いヴィンテージが期待できそうです。
今後も引き続きぶどうの健全性を注意深くチェックし、白系品種はアロマ・凝縮感を、赤系品種は完熟を見極め、最適なタイミングで収穫を進め、世界を感動させる最高品質のワインを目指して参ります。皆様どうぞご期待ください!

【今回ご紹介のワイン】収穫の始まったリースリング・フォルテと成熟の遅いリースリング・イタリコのワインを飲み比べてみてください!

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