7月上旬、ぶどうの種が段々と硬くなって来る時期(硬核期)に入ってきました。結実後、光合成で作った養分は枝と果実に分配されていましたが、硬核期から果実への分配量が益々増えます。この時期からヴェレゾンまでの間に摘房を行い、果実の凝縮度を高めていきます。品種にもよりますが、枝の様子を見ながら1枝に2~3房着いているぶどうを約半分にしていきます。
摘房前後では房周りの状態が大きく変わります。できるだけ房と房が重ならないようにするので、風通しもよくなります。
摘房前 | 摘房後 |
ここまで大きくなった房を落とすのは勿体無い気もしますが、登美・登美の丘の品質を作り上げていくには欠かせない作業なのです。