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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ぶどうづくり

ビオディナミの取り組みのきっかけ

皆さんこんにちは、栽培担当の和田です。

ブドウはまだ黒くなっていないですが、私はもうだいぶヴェレゾンが進んできました。

 

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それはさておき、今回はビオディナミの取り組みについて紹介したいと思います。 

 

1909年の開園から100年が経った2008年よりビオディナミ栽培に取り組んでいます。

それは新たな魅力あるワインスタイルをお客様に提案していきたい、良いワインは良いブドウからという信念のもと今まで以上にブドウ栽培を進化させたいという想いからです。

 

ビオディナミ栽培とは畑を取り巻く生態系を重視し、天体の位置関係も含め、土壌やブドウ樹に自然本来の力を引き出そうとする農法のことです。

具体的には次のようなことをしています。

◎天体の動きにあわせて作業を実施

◎土壌・ブドウ樹の活力を引き出すためのプレパラション(調合剤)の使用

◎化学農薬不使用(天然系農薬は可)、化学肥料不使用による栽培

 

今回はマリアリューンの樽堆肥(調合剤)を4月19日に撒きました。

マリアチューンの樽堆肥とは牛糞に卵の殻、玄武岩、7種類の植物を混ぜ、数ヶ月醗酵させたもののことを言います。

効果としては土壌微生物の活性化を促し、土壌のはたらきを強めるといわれています。

 

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また、何故、その日なのかという疑問が沸くと思います。

私たちは種まきカレンダーと呼ばれる農事暦を参考にしながら作業を行っていますが、その日は「根の日」と呼ばれ、土壌に散布する種類のプレパラションには最適の日と言われているからです(年によって日が変わります)。

 

撒く際には井戸水と調合剤を1時間攪拌します。

 

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その後、機械を使用せず、人で散布を行うことでより優しく土壌に対して散布を行ってあげます。散布も無事終わり、今ではすっかり見違えるほどに大きくなりました。

 

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登美の丘のビオディナミワイン

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