サントリー ワイン スクエア

登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ワイナリーの四季その他

登美の丘ワイナリーの年初め。

改めまして、2016年 あけまして、おめでとうございます。
旧年中は、サントリー登美の丘ワイナリーにご愛顧賜り、誠にありがとうございました。

 

今年は全国的に暖かい気候の年末年始でしたが、おかげさまで登美の丘ワイナリーでも穏やかな年明けを迎えることができました。

1月6日には、朝礼の後に、若宮八幡宮参拝を行ないました。
甲斐市に隣接する韮崎市の中心部、登美の丘ワイナリーから車で約10分の若宮八幡宮にお参りすることは、登美の丘ワイナリーでは毎年恒例の年中行事となっています。

 

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渡辺所長以下、登美の丘ワイナリーの各部門のリーダーと、関係会社の代表者一同が、若宮八幡宮に参拝し、日本ワインの品質向上へのご加護を祈願いたしました。かしこまって祝詞を聞くに際しては、これからの各現場での取り組みに思いを馳せて、まさに身の引き締まる思いでした。その後引き続き、各社の代表が玉串を献上して、登美の丘ワイナリーに働くスタッフ一同の健康と作業の安全を祈願しました。
 

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なお、この韮崎市の若宮八幡宮では、2015年にノーベル医学・生理学賞を受賞された韮崎市出身の大村智・北里大学特別栄誉教授の受賞にあやかったお守りを元日から700円で発売したところ、即日完売してしまい、現在入荷待ちとのことです。お守りの袋は一見しただけでは、一般的な「亀甲柄」の六角形が並ぶデザインに見えますが、よくよく見るとノーベル賞受賞となった特効薬「イベルメクチン」の化学式になっているというアイデアもの。特効薬の元となった微生物研究は、大村博士が山梨大学での助手時代にアルコールをつくる酵母の働きをみて、「とても人には真似できない!」と感じて微生物の計り知れない可能性に開眼したことがきっかけだったとか。
我々も「世界を感動させる日本ワイン」を標榜し、ワインづくりに取り組んでまいりたいと思います。 

 

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若宮八幡宮の参拝を無事終えて、登美の丘ワイナリーに戻ったこの日の場内の動きで、主だったものを紹介させていただくと・・・

 

まず、登美の丘ワイナリーの総合受付の前に位置するA-11と呼ぶ区画は今年改植する予定で、昨年まではカベルネ・フランの畑でしたが、昨年末に全てのぶどう樹を抜いて、整地作業を行なっていました。(また、後日に詳細レポートします)

 

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また、眺望台の西側のD-3、4園のシャルドネの畑では先日レポートした通り(「よりよい品質を追究するために、ぶどう畑ごと造り変えています。」へのリンク)、段々畑のテラス地形にしていたところを、元の登美の丘の丘陵地であった頃の傾斜地に戻すべく、重機が4台も入って大規模な造成を年明けも引き続いて行なってくれていました。
 

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また、栽培スタッフは、富士山を一望するC-1,2のカベルネ・ソーヴィニヨンの垣根栽培の区画で、冬の剪定作業にコツコツと取り組んでいます。
 

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麓の醸造エリアでは、様々なタンクや樽に入っているワインのサンプリングをおこなったり、樽熟庫では、樽の中のワインの蒸散分を補填する「補酒(ウイラージュ)」という作業を行なっていました。
 

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また、「ゲストハウス」も3月25日までは休業とはなりますが、年明け早々からメンテナンス中です。
 

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以上のように、登美の丘ワイナリーの各部で2016年の活動が始まっています。

 

2016年もより一層のワインの品質向上に向けて、皆様に美味しいと喜んでいただけるように、日本の土地を、登美の丘の土地を、表現したワインをつくり込んで行くよう取り組んでまいります。
あいにく3月25日までは、場内のお客様施設の営業を休止しており、ご来場いただけませんが、登美の丘ワイナリーの場内の取り組みの様子は、このワイナリー通信でレポートさせていただきますので、今年も引き続きよろしくお願いします。
なお、登美の丘ワイナリーのオンラインショップでは、引き続きご注文を承っておりますので、ぜひご活用ください。

 

2016年も、皆様が健康で、より一層日本ワインと共に笑顔あふれる美味しい時間をお楽しみいただけますように。

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