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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ワイナリーの四季その他

ドローンで登美の丘ワイナリーの空撮を行ないました。

先日、登美の丘ワイナリーの上空からの全体撮影を行ないました。

 

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かつては、ヘリコプターや小型セスナを半日チャーターして航空写真を撮ったこともありましたが、今ではドローンを使用すると、気軽にコストも時間も大幅にセーブして撮影することができました。

 

この日使用した4つのプロペラで上昇していくドローンは、小さなカメラに姿勢制御機能のついた優れもの。カメラの向きにある2本の腕には赤いマークがあったり、4本の腕の下には赤と緑のライトがあり、カメラの向いている方向が目視でも分かるようになっています。そして、スマートフォンに送られる画像を見ながら、地上からコントローラーで操作していくのです。
ちなみに、コントローラーから200mの信号受信範囲を外れたら、自動的にスタート地点に戻ってくるようにプログラミングされているそうです。
ただ、やはり電池の消耗には、かなりナーバスに気をつけていました。

 

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この日はドローンの撮影日和で、周囲の山々も非常に視界もクリアでよく見えていました。
ぶどうが実っている圃場からぐんぐん高度を上げて、360度きれいに旋回して周囲の山々を映し出していく様子は、感動ものでした。
高度150mの視界は、高度的に十分。ワイナリーの圃場の様子がよくわかります。

 

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圃場の管理地図はよく目にするのですが、実際の生の画像として映像で見ると非常に新鮮でした。
改めて見ると、それぞれの区画ごとに、栽培管理の方法を変えて取り組んでいるのが非常によくわかります。ぶどう畑全体が南向きの斜面に位置していますが、1枚1枚の区画の角度はそれぞれに異なりますし、尾根を境にして、近年改植してきた区画は傾斜にしたがって畝を切っているのがよく分かります。また、トンネルを設置している区画は筋状にトンネルが輝いて見えますし、グレープガードを設置している区画や傘かけをしている区画も上から見ると非常に興味深いです。

 

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日頃意識していなかった醸造エリアとお客様入場口の位置関係が、高度は違いますが、実はすぐ近くだったことも新鮮な驚きでしたし、やはり八ヶ岳が北西に位置しているんだなということが「八ヶ岳おろし」を感じる身には、再確認できました。

 

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よく「登美の丘ワイナリーの総面積は150haです」と一口でご説明したりします。ただ、坪数でいうと約45万坪、東京ドームでいうと32個分と例えたりもしますが、高低差もあり、道路沿いの周辺のみを見るだけではイマイチその広さが場内にいてもつかめないでいました。今回のドローンによる空からの映像でその広さが実感できました。

 

ここで、我々はぶどう畑を持ち、ぶどうを育て収穫して、ワインに仕込み、瓶詰めし、セラーで熟成させて、一貫したぶどうづくり・ワインづくりに取り組んでいます。
今後、ご来場いただいたお客様にもドローンで撮影した映像を動画でご覧いただけるように準備を進めていく予定です。乞うご期待です。

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