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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

イベント・セミナー

つくり手のご案内によるプレミアムセミナー開催。

去る10月17日と24日に、登美の丘ワイナリーでは「プレミアムテイスティングセミナー ~つくり手登場 篇~」と題して、栽培Gの吉野と品質Gの斉藤が講師となって、登美の丘ワイナリーの場内のご案内と、最高峰ワイン「登美」や貴腐ワインを含むワインのテイスティングと解説を行なうという企画を開催しました。17日は吉野が、24日は斉藤が担当させていただきました。

 

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両日とも天候に恵まれた中、ワイン用のぶどうが実際に実っている様子を間近にご覧いただいたり、通常のワイナリーツアーのルートではご案内していない醸造エリアにも入っていただき、ぶどうを実際に仕込んでいる設備やワインの発酵タンクをご覧いただきました。参加されたお客様は、この時期でないと見ることのできないワイン用のぶどうや実際のワインづくりの現場に接し、つくり手からの解説に非常に熱心に耳を傾けておられました。

 

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いつもは登美の丘ワイナリーのぶどうづくり・ワインづくりの現場を取り仕切っているふたりですが、お客様に接することはほとんどないため、今回の企画に始まる前からふたりともとても緊張していたようでした。吉野は、ぶどう栽培の実際の現場ならではの苦労や工夫、そしてこの登美の丘という土地でのぶどうづくりに対する取り組みの非常に詳しい解説、斉藤からはワインの仕込みにおける発酵管理の実際の作業とその作業の背景にあるワインづくりの考え方などを中心に話していました。ふたりともずっと一緒にぶどうづくり・ワインづくりについて共有してきたので、話は網羅的でとめどがありません。
今年春からずっと斉藤は毎週吉野に連れられてぶどう畑をくまなく歩き回り、ぶどうの栽培と生育の様子を目の当たりにしていましたし、仕込みが始まると今度は吉野が斉藤に連れられて発酵タンクの1本1本についての解説を聞き、実際のワインの状態をふたりして確認しながらワインの品質を高めるための話し合いを毎日のようによく現場でしています。このように自家ぶどう園をもつ登美の丘ワイナリーならではの一貫したワインづくりこそが品質を作りこんでいく我々の原動力です。
そういうふたりが、今回のセミナーでそれぞれのスタイルでお客様に登美の丘ワイナリーのぶどうづくり・ワインづくりを語ってくれました。

 

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今回の企画により、ぶどうの収穫やワインの仕込みの最盛期に、ぶどう畑や発酵室でもお客様に実際の現場を見ていただき、どんな質問にも現場のつくり手ならではの詳しい解説を聞いていただくことによって、いっそう登美の丘ワイナリーのぶどうづくり・ワインづくりに対する理解を進めていただいたように思います。
アンケートに答えていただいたお客様からの声でも「つくり手から直接話が聞けてよかった」というお声を多数いただき、また「吉野さんの説明が詳しくてよかった」「斎藤さん他スタッフの皆様の対応が良い。」「説明が分かり易かった。ありがとう。」などというお声も頂戴し、非常に満足していただけたかと思っております。

また一方で、吉野も斉藤もこのセミナーでお客様と接することで、自分たちが取り組んでいるぶどうづくり・ワインづくりに対してのお客様からの生の反応やお客様が関心を持たれているポイントをお客様からのお話の中で実感するなど、非常にいい経験をさせていただいたと考えています。
そういう意味では、「お客様に対するつくり手のセミナー」だったとともに、「つくり手に対するお客様からの声をいただくセミナー」だったと言うことができるのかも知れません。
登美の丘ワイナリーでは、お客様にとって美味しい日本ワインのために、その品質向上を目指し日頃のぶどうづくり・ワインづくりに取り組んでいます。多くのお客様に喜んでいただくことが我々の喜びでもあります。今後もお客様と接する機会を増やし、つくり手を登場させていこうと考えております。

 

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「プレミアムテイスティングセミナー つくり手登場編」でのテイスティングワイン

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