2015年8月29日(土)山梨県甲府市の甲府富士屋ホテルにて、今年13回目となる「日本ワインコンクール2015」の表彰式ならびに公開テイスティングが盛大に開催されました。
日本で育まれたぶどうを100%使用した日本ワインの品質向上と啓蒙を目的として制定された「日本ワインコンクール」は、日本ワインへのお客様の非常に多くの関心と注目を集めており、日本ワインに取り組む我々もその審査結果をひとつの指標として受け止めています。
今年2015年は、日本ワイン752アイテムが出品され、外国人審査員3名(ボルドー大学ワイン教育部長:ジル・ド・ルベル氏、マスター・オブ・ワイン協会前会長:リン・シェリフ氏、ワインジャーナリスト:デニス・ギャスティン氏 )を含む25名の審査員により、厳正かつ公正に審査されました。
出品されたワインは13の部門にグループ分けがなされ、それぞれブラインドで(銘柄を明かさない形で)ワインの香味を20点満点で採点を行われ、審査員の平均点が17.5点以上のワインを金賞、15.5点以上17.5点未満を銀賞、13.5点以上15.5点未満を銅賞、12.0点以上13.5点未満を奨励賞と基準づけられています。その結果、今年は、金賞は27アイテム、銀賞99アイテム、銅賞235アイテム、奨励賞37アイテムが入賞しました。
表彰式では、その中でも13の部門最高賞と金賞27アイテムが多くのお客様の前で表彰されました。
サントリーは、ロゼワイン部門で部門最高賞、欧州系品種赤ワイン部門で金賞2つ(岩垂原メルロ2012・塩尻メルロ2011)、欧州系品種白ワイン部門で金賞1つ(津軽シャルドネ2013)、ロゼワイン部門で金賞1つ(登美の丘 メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン2013)を獲得し、山崎社長がロゼワイン部門最高賞のメダルと4枚の金賞の賞状を日本ワインコンクールの奥田会長から授与されました。
金賞のほかに、銀賞に6アイテム、銅賞に14アイテムが入賞しました。
そして、表彰式が終了した後に、受賞ワインの公開テイスティングが10時30分より開始され、400名様の一般の方々が続々と来場されて、甲府富士屋ホテルの非常に大きな会場(昇仙閣の間)は埋め尽くされました。(ちなみに、6000円の入場チケットはあっと売り切れたそうで、お客様からも入手するのに苦労されたという話もうかがうなど、日本ワインへの関心の熱さを感じました)。
会場では、金賞・銀賞のワイン126アイテムについては、それぞれの受賞ワインのブースで生産者をはじめ各社スタッフがお客様にワインを注ぎ、ワインについての質問などにお答えし、銅賞235アイテムについては、会場の外周に置かれた受賞ワインをお客様が自由にテイスティングいただきました。
サントリーでは、金賞・銀賞合計10アイテムの受賞ワインのブースにスタッフが立ち、対応させていただきました。多くのお客様から祝福のお声をいただき、それぞれのワインのぶどうづくり・ワインづくりに関する詳細なご質問や、合わせる料理についてのご相談を受けました。中にはコンクール方式自体についての話や、ワインに限らず酒類全般についての話になったりと、15時の終了までの時間があっという間に過ぎていきました。
日頃、ワイナリーでワインづくりに取り組んでいるワインメーカーにとっても、マーケティング部門のスタッフにとっても、実際に飲んでいただくお客様と直接お話する機会を持つことができ、お客様の反応を直に肌で感じることができたので大変貴重な時間となりました。
また、各社の受賞ワインを数多くテイスティングし勉強したり、また会社の枠を超えてワインメーカー同士で情報交換もでき、受賞ワインの公開テイスティングはお客様と同じようにスタッフにとっても非常に有意義な機会となりました。
多くのワインが受賞したことに慢心することなく、日本の多くのワイン生産者と切磋琢磨もしながら、ワインづくりの更なる品質の向上を目指し、サントリー登美の丘ワイナリー・塩尻ワイナリーのスタッフ一丸になってこれからも引き続き取り組んでまいります。
<日本ワインコンクール2015で表彰された金賞受賞ワイン>
登美の丘 メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン ロゼ 2013 (部門最高賞とのダブル受賞) |
ジャパンプレミアム 岩垂原メルロ2012 (9月29日発売) |
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ジャパンプレミアム 塩尻メルロ2011 | ジャパンプレミアム 津軽シャルドネ2013 |