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登美の丘ワイナリー通信

ワインづくりの現場から

ワインづくり

登美の丘のセラーは涼しいですよ。

非常に勢力の強い台風11号が去ってすぐ、7月19日に関東甲信地方の梅雨明けが報道されて以来、各地での猛暑報道と同じように、登美の丘ワイナリーでもまさしく夏の猛暑を肌で感じています。
ワイナリーの畑にある気象観測データでも最高気温33.5℃という気温が7月20日14時40分に記録されています。
毎日のテレビのニュースでも「熱中症」へのケアの呼びかけがされていますね。登美の丘ワイナリーが位置する山梨県甲府盆地の西南部は全国でも有数の日照に恵まれたエリアですが、そんな中で、登美の丘ワイナリーのセラーは、実はとても涼しいのです。

 

山をくりぬいてつくられた地下セラーは樽熟庫と瓶熟庫の2つのワインの熟成庫として、重要な役割を担っています。

 

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先日7月22日も16時の樽熟庫の前の気温は33℃と非常に暑く、5分もいれば夏の太陽の陽射しが肌をチリチリと焦がすかのような感覚を覚えました。
  

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樽熟庫前から、厚さ10cmの分厚い木製の2つの重い扉をくぐり、第4セラーの樽熟庫に入ると、そこはもう別世界。
樽熟庫内でしばらくいると温度計はどんどん下がり17℃を指し示しました。樽熟している樽の香りも涼やかな印象を感じさせてくれます。
 

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さらに、鉄の扉と木製の扉の2枚の扉を経て、奥の瓶熟庫に入り、しばらくしてから温度計を確認すると15℃の表示。瓶熟庫に入ったとたん、さらに涼しいと肌で実感できましたが、温度計もそれを証明した形になっています。

 

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この第4号セラーが完成したのが1959年。それ以来50年以上もの間、ずっとセラーとして使用してきています。
 

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さらに、奥に掘り進めて瓶熟庫を併設したのが1972年。この1972年は「金曜日はワインを買う日」というキャンペーンをテレビコマーシャルでサントリーが大々的に展開した年にあたります。
  

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それ以来ずっと貴重なワインをずっと熟成してきたのには、このようなワインの熟成にとっていい環境があるからです。
今年リリースした「登美レゼルヴスペシャル」もこのセラーで大切に長期熟成してきた蔵出しのものです。ぜひ長期熟成した日本ワインの味わいをお試しください。

 

また、ぜひ夏の時期の登美の丘ワイナリーにもご来場いただき、ぶどう畑でのぶどうの状態も見ていただきつつ、ご自身の肌でセラーの涼しさを体感していただければと思います。セラーをめぐるツアーもご用意させていただいておりますので、ぜひご参加ください。スタッフ一同心よりお待ちしております。


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