サントリーグループの基本となる価値観は3つに集約されます。
ひとつはサントリーをあらわす「やってみなはれ」という言葉に表現される、新たな価値創造に挑戦するチャレンジ精神。ふたつめは「利益三分主義」。これは、事業への再投資・お得意先へのサービス・社会への貢献を意味します。音楽・美術、文化活動を積極的に進めてきました。そして、三つ目が「自然との共生」。サントリーを取り巻く自然環境の保全に最大限の努力を続け、豊かで持続可能な社会を構築すること。
その「自然との共生」のために、サントリーでは様々な環境への取組みを行っています。
そのひとつとして、サントリーグループ社員約6000名を対象に「水と生命の未来を守る」ために、「天然水の森」や社有林を対象に「森林整備体験研修」を行っています。
先日、その「森林整備体験研修」として、登美の丘ワイナリーのメンバーをはじめ、サントリーの食品部門やビール部門、ロジスティクス部門などなど有志のメンバーが登美の丘ワイナリーに集い、森林整備活動の意義を確認し、森の専門家と植樹作業を行いました。
登美の丘ワイナリーの森林に入り、水源涵養力向上と土壌流失防止・防災強化のために、ナツツバキ、カスミザクラ、ヤマザクラ、ヤマモモジ、レンゲツツジ、ヤマアジサイ、ヤマブキをこの日420本植樹しました。
森林は、放置していたら荒廃してしまうことがあります。森林の樹木を間伐や枝打ちすることで、森の中に陽の光が入り、地中に眠っていた様々な種が芽吹き、下草や広葉樹が茂り、「ふかふかの土」が徐々に形成されます。この「ふかふかの土」に降った雨が蓄えられ、水は地下に沁み込み長い時間をかけて天然水へと育まれます。サントリー登美の丘ワイナリーでも、荒廃していた森林の整備を行ってきました。間伐とともに、崩壊した部分にはヤシネットをかけ、自然に植物が芽吹き始めています。今回のように植樹を行う場所もあります。
「森林整備体験研修」に参加したメンバーは、日頃とは全く違う植樹作業に戸惑いつつも、懸命に1本1本の木々を大切に植樹していました。そして作業終了時には、その達成感で、普段のオフィスでは見れない笑顔も(笑)。
サントリー登美の丘ワイナリーは、ぶどうを育てワインに醸すワインづくりの取り組みの中にも、「自然との共生」をぶどう畑で日々実践し、この登美の丘の自然環境の中で様々な生物多様性の中で、循環型の農業に取り組んでいます。
そのサントリー登美の丘ワイナリーを代表するワインが「登美の丘(赤)2011」であり、「登美の丘 シャルドネ 2013」であり、「登美の丘 甲州 2013」です。