2008年から登美の丘ワイナリーでは、特別区のD-1,2と呼ばれるぶどう畑などで「ビオディナミ」に取り組んでいます。
今年4月3日のマリアチューンの調合液、4月24日のプレパラシオン500番に続いて、先日5月25日の早朝から、プレパラシオン501番を散布しました。
「プレパラシオン(調合剤)501番」はいわゆる水晶の粉末。500番同様に北海道の自然の中で、秋から春の半年間、牝牛の角に詰めて角の先だけ出た状態で地中に埋めることで、角から自然のエネルギーを吸収するとされています。
この「プレパラシオン501番は、ぶどうの葉の光合成のパワーを強めるとともに、病気に対する抵抗力を高める効果があるとのことです。
5月25日は、天体の運行では、獅子座の前に月が位置する日。獅子座のエレメントは「熱」で、実をつける植物の作業に適するとされる「果菜の日」。今後のベト病対策ということでもこの日を選定しました。ぶどうの葉も5枚以上のステージになり開花する前に撒くとされるビオディナミの処方箋にのっとっています。
早朝から出社したスタッフは、「プレパラシオン(調合剤)501番」をティースプーン1杯というほんの少しだけ35Lの井戸水に入れて1時間撹拌した後に、朝のすがすがしい陽の光を受けながら、1haのぶどう畑のぶどう樹に撒きました。大地に散布した500番と違って、501番はぶどうの葉っぱに撒いてあげるということ。
現在フランスでも非常に多くのワイン生産者たちによって実践されている「ビオディナミ」。登美の丘ワイナリーでも2008年からその効果を検証するために一部の特別区画で真剣に取り組んでいます。
そのビオディナミで育てた区画からぶどうを醸した「登美の丘 シャルドネ ブロックD-1,2 2013」は、「ほどよくやさしい味がする」という声が聞かれます。
ぜひお試しください。