ゴールデンウイークの前後の登美の丘ワイナリーの場内の竹林では、立派なタケノコがズンズンと地中から伸びてきます。
スタッフの一部は、お昼休みの時間にスコップを持って、タケノコ掘りに(笑)。
まさに旬の自然の恵みです。
手間を惜しまずアク抜きにして、出合いものの「タケノコの木の芽和え」にしていただきました。
「タケノコの木の芽和え」は、新しい季節の訪れを感じさせてくれる旬の味覚。
タケノコならではの独特の風味とかすかなエグミの旨さ、それに白味噌のコク、さらに木の芽のすがすがしい香り。それに爽やかな色合いも見た目に旬のごちそうです。
それに合わせたのは、「登美の丘 ソーヴィニヨン・ブラン2005」。今は栽培していないソーヴィニヨン・ブランの最後のヴィンテージのワインです。
ソーヴィニヨン・ブランの持つ品種特有のハーブを思わせる爽やかな香りに樽熟に由来する樽香、長い熟成を経た熟成香が、複雑に調和していて、木の芽和えの香りと共鳴します。ワインの味わいはやわらかく、熟成を経た円熟味がありながらも、酸味も豊かでしっかりとしたボリューム感と後半にかけてののびやかな味わいは、タケノコの木の芽和えにまさにぴったりと寄り添うかのような相性のよさ。心地よい余韻も長く楽しめます。
かたや今年収穫したタケノコと山椒。かたや10年前に収穫したソーヴィニヨン・ブラン。
そんなユニークな組み合わせですが、幸せなひとときを楽しませていただきました。
「タケノコの木の芽和え」に合わせて、熟成した「登美の丘 ソーヴィニヨン・ブラン2005」の唯一無二の味わいをぜひお楽しみください。
「日本に生まれてよかった」と感じる感動が味わえます。