東京交響楽団&サントリーホール
こども定期演奏会 2025年シーズン〈音楽世界めぐり〉
第95回 「東欧、北欧、ロシア」
日本指揮者界の重鎮であった渡邉曉雄最後の愛弟子。英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒業。サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞を特例で受賞。1994年ロンドンの「プロムス」にてBBCフィルを指揮してデビュー以降、数多くの海外オーケストラに客演。首席指揮者を務める関西フィルとは2025年が26年目のシーズン、25年4月から総監督にも就任。19年からは東京シティ・フィル首席客演指揮者を兼任。指揮・司会として関西フィルと出演中のBSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」(毎週土曜朝8:30)は放送11年目。02年渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。
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2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。トーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコティッシュ交響楽団との共演による『エルガー:チェロ協奏曲』の欧米盤が、欧州のクラシック界における権威ある賞の一つ「オーパス・クラシック 賞2021」を受賞するなど、海外からの評価も高まっている。スイスのジュネーヴ音楽院卒業、ドイツのクロンベルク・アカデミー修了。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”である。
1946年創立。文部大臣賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞ほか、日本の主要な音楽賞を受賞。文化庁の助成を受けて、サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール、東京オペラシティで主催公演を行うほか、川崎市、新潟市と提携し、コンサートやアウトリーチを積極的に展開している。さらにサントリーホールとの共催公演「こども定期演奏会」など教育プログラムも注目されている。新国立劇場では毎年オペラ・バレエ公演を担当。ウィーン楽友協会をはじめ海外公演も数多く行う。日本のオーケストラとして初の音楽・動画配信サービスをスタートするなどITへの取組みも業界をリードしている。音楽監督にジョナサン・ノット、正指揮者に原田慶太楼を擁する。2023年よりアジア・プロジェクトをスタート。アジア地域での活動にも力を注いでいる。
1969年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒。93年アナウンサーとしてテレビ朝日入社。報道番組を主に担当し、現在は早朝番組「グッド!モーニング」(月~金)メインキャスター。母親が小学校の音楽教師だった影響もあり、幼い頃にクラシック音楽が好きになり、高校・大学時代は慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラに所属しヴァイオリンを弾く。これまで全日本大学オーケストラコンクールや「徹子の部屋」コンサート、各ファミリーコンサートや音楽祭などの司会を数多く務める。