サントリーホール ジルヴェスター・コンサート 2022
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団の大みそか
オーストリア出身。ウィーン国立音楽大学で学ぶ。シュッツからオルフまで幅広いレパートリーを持ち、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『フィガロの結婚』伯爵夫人、『マリッツァ伯爵家令嬢』タイトルロールほか多数の役柄をこなす。ウィーン楽友協会、ザクセン州立歌劇場など世界各地の主要な劇場や音楽祭で活躍。日本では、2012年のフォルクスオーパー来日公演のほか、18年、新国立劇場での『こうもり』にロザリンデ役で登場。16年よりウィーン国立音楽大学で教鞭をとるほか、ソロトゥルン(スイス)の音楽祭では、ソリストとして出演するのみならず、アーティスティック・アドヴァイザーとして、レクチャーやコンサートを企画している。フォルクスオーパーでは専属歌手として長年活躍中。『ボッカチオ』ベアトリーチェ、『チャールダーシュの女王』シルヴァ、『こうもり』ロザリンデ、『メリー・ウィドー』ハンナなど、数多くのヒロインを務めてきた、ウィーンっ子にはお馴染みのディーヴァである。
テヘラン生まれのオーストリア人。ウィーンのシューベルト音楽院、ウィーン国立音楽大学、ウィーン私立音楽芸術大学で学ぶ。数々のコンクールで入賞を重ね、バイロイト音楽祭で奨学生として研鑽を積んだのち、ヨーロッパを中心に世界各国の劇場や音楽祭、コンサートに出演。レパートリーは、オペラでは『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、『後宮からの誘拐』ペドリロ、『3つのオレンジの恋』トルファルディーノ、『魔笛』タミーノ、『魔弾の射手』マックス、『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『蝶々夫人』ピンカートンほか多数。オペレッタでは、『ボッカチオ』ピエトロ王子、『乞食学生』シモン、『ヴェネツィアの一夜』ウルビーノ大公など。メータ指揮『後宮からの誘拐』DVD、メルビッシュ湖上音楽祭での1999年『ヴェネツィアの一夜』CD、2003年『ジュディッタ』CD・DVDの収録に参加。フォルクスオーパーには04/05シーズンにデビューし、翌シーズンから専属歌手を務めている。同楽団との日本での年末年始のコンサートでもお馴染みの顔となっている。
カメラータ・ザルツブルク、ウィーン・フォルクスオーパー、ウィーン交響楽団など世界有数のオーケストラのコンサートマスターとして活躍した後、1995年フィルハーモニア・ウィーンを設立。指揮者としてタスマニア交響楽団、ボルツァーノ・ハイドン・オーケストラの首席指揮者を歴任し、BBC交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ウィーン室内管弦楽団などで多くの客演を重ねる。毎年フィルハーモニア・ウィーンを率いて、ウィーン楽友協会で演奏会を行うほか、オペラの指揮でも活躍しており、フォルクスオーパーや各地のオペラハウスに招かれている。シュトラウス自身が弾き振りしたようにヴァイオリンを片手に華麗な演奏を披露する。
ウィーン・フィルと並び世界最高のウィンナ・ワルツ、ポルカを聴かせてくれるこの楽団は、ウィーンを代表するオペラ、オペレッタハウスとして1898年に皇帝フランツ・ヨーゼフ即位50年を記念して創設されたウィーン・フォルクスオーパー(国民劇場)のオーケストラ・メンバーにより結成された。以来、ウィーン市民に愛され続け、2017年に創立100周年を迎えた。日本には1994年から20年以上にわたって毎年、年越しとお正月に来日し、サントリーホールを中心に各地で演奏会を開催。日本にウィーンの薫りを届けてくれる。
ウィンナ・ワルツの研究と継承、および典型的なウィンナ・ダンスの保護を目的としてウィーン・フォルクスオーパーを母体に結成されたバレエ団。今回も選りすぐりの2組のペアが、サントリーホールの舞台に登場し、エレガントな宮廷舞踏と、時にコミカルな演出で舞台を盛り上げてくれる。
サントリーホール
0570-55-0017
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