第50回サントリー音楽賞受賞記念コンサート
高関 健(指揮)
京都市交響楽団常任首席客演指揮者(2014年4月~)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者(15年4月~)、仙台フィルハーモニー管弦楽団レジデント・コンダクター(18年4月~)、静岡交響楽団ミュージック・アドヴァイザー(18年4月~)、首席指揮者(21年4月~)。広島交響楽団音楽監督・常任指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、大阪センチュリー交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督(現在・名誉指揮者)、札幌交響楽団正指揮者などを歴任。桐朋学園在学中にカラヤン指揮者コンクールジャパンで優勝。ベルリンに留学しカラヤンのアシスタントを務めた。タングルウッド音楽祭でバーンスタイン、小澤征爾らに指導を受け、1981年にベルゲン交響楽団を指揮してヨーロッパにてデビュー。83年ニコライ・マルコ記念国際指揮者コンクール第2位。84年ハンス・スワロフスキー国際指揮者コンクール優勝を経て、85年1月に日本フィル定期演奏会で日本デビュー。以降国内オーケストラはもとより、ウィーン交響楽団、オスロ・フィル、デンマーク国立放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、クラングフォルム・ウィーン、プラハ放送交響楽団、ケルン放送交響楽団などに客演。2017年4月には13年に続きサンクトペテルブルク・フィル定期演奏会を指揮、ロシアの名門オーケストラから豊潤な響を引き出し、聴衆や楽員から再び大絶賛を受けた。オペラでは新国立劇場『夕鶴』、大阪カレッジオペラ『ピーター・グライムズ』などで好評を博し、09年のピエール・ブーレーズ京都賞受賞記念ワークショップではブーレーズから、ミッシャ・マイスキー、イツァーク・パールマンをはじめとする世界的な音楽家、特にマルタ・アルゲリッチからはシチェドリンの作品の日本初演など3回の共演を通じてその演奏を絶賛されるなど、絶大な信頼を得ている。渡邉曉雄音楽基金音楽賞(1996年)、齋藤秀雄メモリアル基金賞(2011年)を受賞。東京藝術大学音楽学部指揮科教授兼藝大フィルハーモニア管弦楽団首席指揮者。
1975年、自主運営のオーケストラとして設立。現在、常任指揮者に高関健、首席客演指揮者に藤岡幸夫、桂冠名誉指揮者に飯守泰次郎を擁する。設立直後にベオグラード音楽祭開幕演奏会を含むヨーロッパ公演、香港・マカオ公演を成功させ、プロ・オーケストラとしての軌道を築く。その活動は、定期演奏会、特別演奏会のほか、オペラ、バレエ公演やポップスコンサート、映画音楽、テレビ出演、CD録音、音楽鑑賞教室まで多岐にわたる。97年9月、ワーグナー指揮者として名高い飯守泰次郎が常任指揮者に就任。地域コミュニティでの活動も積極的に展開。94年から東京都江東区と芸術提携を結び、ティアラこうとうを主な拠点としてティアラこうとう定期演奏会やファミリーコンサート、公開リハーサル、楽器の公開レッスン、音楽鑑賞教室、区内小学校へのアウトリーチ活動など、地域に根ざした音楽文化の振興を目的に幅広い活動を行っている。2015年4月、楽団創立40周年を迎え、第4代常任指揮者に高関健が就任。第300回定期演奏会でのベルリオーズ『ファウストの劫罰』、第50回ティアラこうとう定期演奏会での『夕鶴』など、オペラ作品も積極的に取り上げ、いずれも好評を博した。これからの活躍が最も期待されているオーケストラのひとつである。
サントリーホール
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