ホール・オペラ®
ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ(椿姫)
(全3幕/イタリア語上演・日本語字幕付)
【出演者変更】
出演を予定しておりましたガストン子爵役の小堀勇介は、健康上の理由で稽古への参加が困難となったため、出演を見合わせます。代わりまして、ガストン子爵役には高柳圭が出演いたします。
なお、この出演者変更に伴うチケットの払い戻しはございません。
チェコ、プラハ生まれのコロラトゥーラ・ソプラノ。プラハ音楽院で声楽、ピアノ、指揮を学んだ後、ボローニャのオペラ研修所で研鑽を積む。2003年頃からチェコの声楽コンクールで優勝するなど頭角を現し始め、16歳で早くもチェコのモラヴィア・シレジア国立劇場にソリストとしてデビュー。その後、チューリヒ歌劇場、ボリショイ歌劇場、パレルモ・マッシモ歌劇場、メトロポリタン歌劇場、マルセイユ歌劇場、ボローニャ市立劇場などにプリマドンナとして登場。今、世界中の歌劇場で引っ張りだこのディーヴァである。ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』、ベッリーニ『清教徒』、『夢遊病の女』などベルカント・オペラを得意としているが、なかでも『ラ・トラヴィアータ』のヴィオレッタは「当たり役」として各地で高い評価を得ている。また、シャリーノ『アスペルン』、ヘンツェ『若い恋人たちへのエレジー』、トマス・アデスの室内オペラ『パウダー・ハー・フェイス』、マルコ・トゥティーノ『Senso』などの現代オペラのプロダクションにも起用されている。
イタリアのサルデーニャ島出身。2007年、パルマでの『ルイザ・ミラー』のオペラデビューで、評論家、聴衆から熱狂的な称賛を受け、国内外の歌劇場でのキャリアをスタート。パヴァロッティを彷彿とさせる、イタリア的ブリリアントな声とその情熱的な歌唱で、とりわけ『リゴレット』『シモン・ボッカネグラ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』などヴェルディ、プッチーニを中心としたレパートリーには定評がある。その活躍は、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ロイヤル・オペラ・ハウス、ベルリン国立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、オペラ・バスティーユ、ウィーン国立歌劇場、テアトロ・レアルなど世界中にわたっている。サントリーホールでは、10年ホール・オペラ®『コジ・ファン・トゥッテ』フェルランド役で大成功を収め、11年「オペラ・ガラ」、13年には東日本大震災追悼公演ヴェルディ『レクイエム』に出演。
ポーランド、ワルシャワ出身。2002年ポーランド国立歌劇場の『エフゲニー・オネーギン』タイトルロールでのデビューが、ゲルギエフの目にとまる。その後、10年にバレンボイムの招きでのベルリン国立歌劇場デビューをきっかけに、ブレゲンツ音楽祭、ハンブルク州立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナなど世界中の名だたる歌劇場や音楽祭が次々とオファー。12年にはイギリス、アメリカでもデビュー。14年には、フェニーチェ歌劇場、ペトレンコとのバイエルン州立歌劇場でのプロダクション、ロイヤル・オペラ・ハウス、ザルツブルク音楽祭、そしてミラノ・スカラ座デビューと続いた。最近では、オペラ・バスティーユでの『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、メトロポリタン・オペラでの『蝶々夫人』シャープレス役、16/17シーズンの新国立歌劇場での『ランメルモールのルチア』エンリーコ役が記憶に新しい。オペラのスケジュールをぬって、ヘンデル『メサイア』、ペンデレツキ『ルカ受難曲』などコンサートへも頻繁に出演している。
イタリア、ヴィアレッジョ出身。イタリア音楽を色濃く表現できる指揮者として、特にヴェルディとプッチーニの指揮には定評があり、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、ボローニャ歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイエルン州立歌劇場など世界中の歌劇場で高い評価を受けている。特にサンフランシスコ・オペラとの関わりは深く、2005年にデビューした後、09年から18年まで音楽監督を務め、その間ドイツ・オペラも含め40演目以上のオペラを指揮してきた。18年にはその功績により同劇場より芸術褒章を授章。現在は、テアトロ・レアルの首席客演指揮者を務める。オーケストラとのコンサートも数多く行っており、フィラデルフィア管、クリーヴランド管、フィルハーモニア管、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管、マドリード響、パリ管、ベルリン・フィルなどと共演。サントリーホールのホール・オペラ®では、04年から10年まで毎年指揮を務め、ホール・オペラ®の音楽上の支柱となった。08~10年のモーツァルト「ダ・ポンテ3部作」プロダクションでは、チェンバロやハンマークラヴィーアの弾き振りを行い、多才ぶりを魅せた。
1946年創立。音楽監督にジョナサン・ノット、正指揮者に原田慶太楼を擁する。文部大臣賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞などを受賞。サントリーホールで定期演奏会を行うほか、川崎市、新潟市と提携し、定期演奏会やアウトリーチを展開している。サントリーホールとの共催による「こども定期演奏会」も注目されており、サマーフェスティバルでは毎年出演を重ね、高い評価を得ている。新国立劇場ではオペラ・バレエ公演を担当。海外公演も58都市78公演を行う。音楽・動画配信サービスをスタートするなどITへの取組みでもクラシック音楽界をリードしている。
国立音楽大学声楽科およびミラノ・ヴェルディ音楽院卒業。メゾ・ソプラノ歌手として活動するとともに演出助手として世界各地の歌劇場で経験を積む。以後、再演演出家としてミラノ・スカラ座、ヴェローナ野外劇場、フィレンツェ五月音楽祭などイタリア各地のほかヴァレンシア、テル・アヴィヴでも活躍、新国立劇場では『トスカ』『トロヴァトーレ』『リゴレット』の再演演出を手掛ける。近年は演出家として活動し、サントリーホール オペラ・アカデミー公演では『セビリャの理髪師』『コジ・ファン・トゥッテ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』『フィガロの結婚』を演出。訳書に『リッカルド・ムーティ自伝:はじめに音楽 それから言葉』『リッカルド・ムーティ、イタリアの心 ヴェルディを語る』(音楽之友社)。字幕翻訳も多数。
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