東京交響楽団&サントリーホール「こども定期演奏会」
2021年シーズン「オーケストラ・タイムマシーンⅡ(西洋音楽史)」
第77回 【20周年ガラ】
桐朋学園在学中にNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本のクラシック音楽界をリードし続けている。日本フィル正指揮者、大阪フィル専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督、琉球交響楽団音楽監督を歴任。2020年1月、高崎芸術劇場の芸術監督に就任。海外オーケストラからも度々客演として招かれ、ハワイ響においては20年以上にわたり定期的に招かれている。小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはサヴァリッシュ、ヴァント、ライトナー、ブロムシュテット、シュタインらに学び、タングルウッドミュージックセンターではバーンスタイン、プレヴィン、マルケヴィチらにも指導を受けた。
2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。ロサンゼルス・フィル、ロイヤル・フィル、マリインスキー劇場管、ベルリン・ドイツ響、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響、ケルン放送響、エーテボリ響などと共演。共演した指揮者には、ドゥダメル、ゲルギエフ、フェドセーエフ、ズーカーマンなどが挙げられる。20/21シーズンには、ロッテルダム・フィル定期、バルセロナ響定期、ウィーン室内管とのヨーロッパツアー、パリにおけるピリスとのデュオなどを予定している。CDはエイベックスよりリリース。使用しているヴァイオリンは、宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス1704年製作“Viotti”。
桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。2002年、ビバホールチェロコンクール史上最年少(15歳)で第1位。05年出光音楽賞、08年齋藤秀雄メモリアル基金賞、10年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、12年ホテルオークラ音楽賞など多数受賞。09年には、全ドイツ学生音楽コンクール室内楽部門で第1位を受賞。13歳で東京交響楽団とサン゠サーンスのチェロ協奏曲を共演したのを皮切りに、ソリスト、室内楽奏者としても活躍。19/20年には演奏活動20周年を迎え、全国各地でソロ・リサイタルやオーケストラとの協演を展開している。
1989年日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。6歳で単身ハンガリーに渡り、2001年からは11歳でハンガリー国立リスト音楽院大学(特別才能育成コース)に入学。06年に全課程取得とともに帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入する。東京音楽大学を首席で卒業、同大学院修了。08年、バルトーク国際ピアノコンクール優勝のほか、数々の国際コンクールで優勝。第22回出光音楽賞ほかを受賞。これまでにゾルタン・コチシュ、小林研一郎、ジョナサン・ノットほかと共演。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」にレギュラー出演。19年5月には新譜CD『リスト・リサイタル』をリリースした。21年は日本デビュー10周年を迎える。キシュマロシュ名誉市民。スタインウェイ・アーティスト。
オフィシャル・ホームページ:http://miyuji.jp/
1946年創立。サントリーホールで定期演奏会を行うほか、川崎市、新潟市、八王子市と提携し、演奏会やアウトリーチ活動を展開している。文部大臣賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞、サントリー音楽賞等を受賞。新国立劇場では毎年オペラ・バレエ公演を担当。海外公演も多く、2016年創立70周年を記念しウィーン楽友協会を含むヨーロッパ5カ国で公演を行うなど、これまで58都市78公演を行い、国際交流の実を挙げてきた。1970年代から青少年のための演奏会を開催し、2001年から続く「こども定期演奏会」のこども奏者出演者からはプロの演奏家も育っている。
1969年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒。93年アナウンサーとしてテレビ朝日入社。報道番組を主に担当し、現在は早朝番組「グッド!モーニング」(月~金)メインキャスター。母親が小学校の音楽教師だった影響もあり、幼い頃にクラシック音楽が好きになり、高校・大学時代は慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラに所属しヴァイオリンを弾く。これまで全日本大学オーケストラコンクールや「徹子の部屋」コンサート、各ファミリーコンサートや音楽祭などの司会を数多く務める。2人の息子を持つ父親でもある。