音楽を求道するピアニスト小菅優と国内外の気鋭の奏者が一堂に会し、生誕150周年を迎えるシェーンベルクの異色作『月に憑かれたピエロ』をお届けします。「歌と語り」の中間的な独唱に、持ち替え多数の管弦楽器とピアノが一体となる特殊編成の室内楽。「月夜」をテーマに据え、プログラムの前半にも魅惑の作品を連ねます。
共演は、ロン=ティボー国際コンクール第2位および最優秀協奏曲賞受賞以来、ベルリン・コンツェルトハウス管やロイヤル・フィルなど世界の名だたるオーケストラと共演を重ねる金川真弓(ヴァイオリン&ヴィオラ)、室内楽にも力を入れ、2017/18年シーズンよりヴィネンデン音楽祭の芸術監督を務めるクラウディオ・ボルケス(チェロ)、リヨン国立管弦楽団の首席フルート奏者でソリストや室内楽奏者として国際的に活躍するジョスラン・オブラン(フルート&ピッコロ)、小菅優とCDをリリースするなど信頼関係が厚く邦楽器との共演などでも注目度が高い俊英・吉田誠(クラリネット&バス・クラリネット)、数々の歌劇場や音楽祭への出演のほか、シカゴ響やカメラータ・ザルツブルクなどとも共演を重ねるミヒャエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)の5人です。