サントリーホール サマーフェスティバル 2023
ザ・プロデューサー・シリーズ
三輪眞弘がひらく
ありえるかもしれない、ガムラン
プロジェクト型コンサート En-gawa
2023/8/25(金)～8/27(日) 開館中の催し
ホールに出現する「ひらかれた家」。
国と音楽のほとりを漂う、幕間のない三日間（8月25～27日）。
サントリーホールにガムランとアートプロジェクトの時間が一体となった、ありえるかもしれないコンサートの場「En-gawa」があらわれます。En-gawaでは「ひらかれた家」を中心にホールの中が広場となり、自由にそこを散策することができます。音楽が鳴ると行商や屋台と共に街の顔ぶれが集まるガムランの故郷、中部ジャワの一角に居るような雰囲気は、昔の日本の縁側に流れる時間を想起させるかもしれません。広場のあちこちにある屋台や露店を楽しみながら、演奏が始まる時間を待ちましょう。
この三日間に幕間はありません、常にひらかれている時間に身を委ねてみてください。
常設プログラム
〇「越境屋台」と「ポップアップ露店」
境界を越えてサントリーホールに迷いこんだ屋台と、どこからかポップアップしてきた路上の露店。どんなメニューや商品が並んでいるのかは当日までのお楽しみ。En-gawaに関わる音楽家やアーティストたちの掘り出し物に出会えるかもしれません。
〇三輪眞弘による「ありえるかもしれない、ガムラン」
1）Thinking Machineによる「時報」
マーティン・リッチズとの共同制作によるサウンド・インスタレーション作品のガムラン・バージョンを展示。
所蔵：東京大学駒場博物館
Thinking Machine ガムラン・バージョン：松本祐一
2）映像と演奏家による「修行」
スクリーンに映し出された映像上のガムラン奏者と生身の演奏者（マルガサリの大井卓也・西村彰洋・谷口かんな（映像））による三輪眞弘の「4ビット・ガムラン」の共演。
映像制作・オペレーション：後藤 天
3）鶏人間と鶏のケチャによる「礼拝」
ジャワ舞踊家、佐久間新のアバターと、佐久間新本人との共演。仮想的な鶏5羽が、佐久間新の後を追って歩く。
相愛大学の有志4名によるドレミパイプの演奏を伴うAR（拡張現実）空間上のパフォーマンス。
ARシステム開発：伏田昌弘（東京コンピュータサービス株式会社）
開発サポート：新垣隆海
2023年8月25日(金) 13:00～20:00 ※縁側のコンサート／ナイトプログラム「ガムラン・アセンブリーI」
◎縁側のコンサート
ゲスト：野村誠、だじゃれ音楽研究会
13:30～15:00頃 野村誠「ガムランによる即興クリエーション」
16:00～17:00頃 アートプロジェクトを巡るクロストーク（北澤潤×野村誠）
18:00～18:45頃 「ありえないかもしれないガムラン・コンサート」
◎ナイト・プログラム「ガムラン・アセンブリ―第1夜」 19:00～20:00
ホスト：三輪眞弘
ゲスト：桑原ゆう、田中弘基、松本淳一、向井 航
（「第33回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会」の作曲家4名）
En-gawaの夜会。ガムランを囲みながら、夏の夜の座談会を開催します。
※この他にも即興的な公演やイベントが行われる可能性があります。
2023年8月26日(土)13:00～20:00 ※縁側のコンサート／ナイトプログラム「ガムラン・アセンブリーII」
◎縁側のコンサート
ゲスト：パラグナ・グループ、マルガサリ、浅野瑞穂、KULU-KULU
13:00～16:00頃 デモンストレーション&ミニレクチャー、体験コーナー
16:00～17:00頃 マルガサリによる創作パフォーマンス公演
17:30～18:45頃 パラグナ・グループによるコンサート（舞踊：浅野瑞穂）
時間不定 KULU-KULUによるチャルンの演奏
◎ナイト・プログラム「ガムラン・アセンブリ―第2夜」 19:00～20:00
ホスト：三輪眞弘
ゲスト：小出稚子、野村 誠、藤枝 守、宮内康乃
（「Music in the Universe」の作曲家4名）
En-gawaの夜会。ガムランを囲みながら、夏の夜の座談会を開催します。
※この他にも即興的な公演やイベントが行われる可能性があります。
浅野瑞穂（下段左）、KULU-KULU（右）
2023年8月27日(日)10:00～17:00 ※縁側のコンサート
◎縁側のコンサート
ゲスト: 東京音楽大学ジャワガムラン同好会、佐久間新、川村亘平斎
11:00～12:00頃 東京音楽大学ジャワガムラン同好会によるデモンストレーション＆ワークショップ
14:00～16:00頃 川村亘平斎による影絵パフォーマンス
※この他にも即興的な公演やイベントが行われる可能性があります。
