主催公演

サントリーホール クリスマスコンサート 2022
バッハ・コレギウム・ジャパン「聖夜のメサイア」

バッハ・コレギウム・ジャパン「聖夜のメサイア」ちらし

「第九」と並ぶ冬の風物詩、『メサイア』全曲演奏会。キリストの降誕、受難、そして復活に至る生涯を描く壮大な作品で、クリスマスシーズンには英米をはじめ世界各国で演奏されます。サントリーホールではバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演奏により2001年から毎年開催している名物コンサートです。今年も指揮はBCJ音楽監督の鈴木雅明がつとめ、ソリストは、これまでにもBCJと多数共演しているソプラノのハナ・ブラシコヴァ、本企画初登場となるアルト(カウンターテナー)のアレクサンダー・チャンスが来日予定です。国内外で活躍中の日本人テノール:鈴木准、バス(バリトン):大西宇宙にも注目です。
※本ページでは、『メサイア』をより楽しんでいただくために下記についてご案内します。

【NEW】 デジタルサントリーホール オンラインイベント 『メサイア』レクチャー
     解説:鈴木優人(BCJ首席指揮者)
【NEW】 プログラム・ノートおよびエッセイ「イギリスのクリスマスを楽しむ」掲載 
     ※下記リンクよりご覧いただけます
有料オンライン配信(ライブ&リピート) ※イベント割の適用で2,500円のところ2,000円に!
★ クリスマス特別ディナー付きS席 (The Okura Tokyo共同企画)※販売終了 
『メサイア』 ダイジェスト動画 (「ハレルヤ・コーラス」つき)
『メサイア』を知るキーノート (曲目解説・エッセイ) 

バッハ・コレギウム・ジャパン「聖夜のメサイア」ちらし
近隣のThe Okura Tokyoでクリスマス特別ディナーを楽しむS席もご用意

出演者プロフィール

■ 指揮: 鈴木雅明
1990年バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)を創設して以来、バッハ演奏の第一人者として名声を博す。グループを率いて欧米の主要なホール音楽祭に度々登場しており、雄弁かつ透明なサウンド、本質に迫る演奏アプローチで、極めて高い評価を積み重ねている。近年はモダン・オーケストラとも活発に共演し、多彩なレパートリーを披露。2001年ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章、平成23年紫綬褒章など受章。12年バッハの演奏に貢献した世界的音楽家に贈られる「バッハ・メダル」、英国王立音楽院・バッハ賞を受賞。第45回(13年度)サントリー音楽賞をBCJと共に受賞。15年ドイツ・マインツ大学よりグーテンベルク教育賞を受賞。イェール大学アーティスト・イン・レジデンス、シンガポール国立大学ヨン・シュー・トー音楽院客員教授、神戸松蔭女子学院大学客員教授、東京藝術大学名誉教授、オランダ改革派神学大学名誉博士。

指揮:鈴木雅明 ©Marco Borggreve

■ ソプラノ: ハナ・ブラシコヴァ 
プラハ生まれ。ジリ・コトーに学び2002年にプラハ音楽院を卒業。ポピー・ホールデン、ペーター・コーイ、モニカ・マウフ、ハワード・クルックに師事。バロック、ルネサンス、中世音楽を専門とし、その声は「身震いするような水晶の透明さ」「輝かしくもニュアンス溢れる響き」(インターナショナル・レコード・レビュー)と評される。BCJ、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、セッテ・ヴォーチ、グリ・アンジェリ・ジュネーヴ、ラ・フェニーチェ、ターフェルムジークなど国際的なアンサンブルと共演するほか、プラハの春、ユトレヒト古楽祭、レゾナンツェン(ウィーン)などの国際フェスティバルに出演。20年3月BCJヨーロッパツアー『ヨハネ受難曲』および同タイトル新録音に出演、好評を博した。ゴシック・ハープも得意としている。

ソプラノ:ハナ・ブラシコヴァ ©Vojtěch Havlík

■ アルト(カウンターテナー): アレクサンダー・チャンス 
1992年ロンドン生まれ。オックスフォード大学ニューカレッジに学ぶ。在学中よりグレース大聖堂(サンフランシスコ)での『マタイ受難曲』公演に出演するなど、早くからソリストとして国内外で活躍の場を広げる。オックスフォード・ニューカレッジ合唱団のメンバーとしてレコーディングにも多数参加、タリス・スコラーズ、ヴォクス・ルミニス、ジェズアルド・シックスなどのグループで、ルネサンス作品にも熱心に取り組んでいる。2019/20シーズンにはフライブルク・バロック・オーケストラとの『マタイ受難曲』ツアーおよびJ. S. バッハのカンタータの録音、ヴォーチェス・ムジカーレ(エストニア)とのヘンデル『メサイア』などに出演。これからの活躍に大きな期待が寄せられている。

アルト(カウンターテナー):アレクサンダー・チャンス
©Ben Durrant

■ テノール: 鈴木 准  
東京藝術大学大学院にて音楽博士号取得。モーツァルト『魔笛』タミーノは、新国立劇場、日生劇場、兵庫県立芸術文化センター、二期会など数々のプロダクションに出演する当たり役。2021年のBCJ『オリーヴ山のキリスト』は記憶に新しく、同団体の国内外の公演・録音に参加。J. S. バッハ『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』、モーツァルト『レクイエム』、ハイドン『天地創造』『四季』、ロッシーニ『スターバト・マーテル』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』、ブリテン『セレナード』などに出演。ニューヨーク・オラトリオ協会の初来日公演でヘンデル『メサイア』ソリストを務めた。作詞家・松本隆から厚い信頼を寄せられ、現代語訳によるCD、シューベルト『冬の旅』『白鳥の歌』をリリース。桐朋学園大学准教授。東京藝術大学講師。二期会会員。

テノール:鈴木 准 

■ バス(バリトン): 大西宇宙 
武蔵野音楽大学および大学院、ジュリアード音楽院卒業。シカゴ・リリック歌劇場にて研鑽。
セイジ・オザワ 松本フェスティバルでルイージ指揮『エフゲニー・オネーギン』にて日本オペラデビュー。P. ヤルヴィ指揮NHK交響楽団『フィデリオ』、プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団『イオランタ』、鈴木優人指揮BCJ『リナルド』、沼尻竜典指揮びわ湖ホール『ローエングリン』、デスピノーサ指揮新国立劇場『愛の妙薬』、原田慶太楼指揮ノースカロライナ・オペラ『道化師』、キム・ウンスン指揮ヒューストン・グランド・オペラ『トゥーランドット』などに出演。オーケストラ作品のレパートリーも広く、カーネギーホールにてシベリウスのクッレルヴォ交響曲、ドイツ・レクイエムに出演。2021年BCJとのヘンデル『メサイア』でも好評を博し2度目の出演となる。五島記念文化賞 オペラ新人賞、日本製鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞を受賞。

バス(バリトン):大西宇宙 ©Simon Pauly

合唱・管弦楽: バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明が世界の第一線で活躍するオリジナル楽器のスペシャリストを擁して結成したオーケストラと合唱団。バッハの宗教作品を中心としたバロック音楽の理想的上演を目指し、日本国内のみならずライプツィヒ・バッハ音楽祭、BBCプロムス、カーネギーホール、コンセルトヘボウなどにて、活発な演奏活動を展開。2013年度第45回サントリー音楽賞を鈴木雅明と共に受賞。『J. S. バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ』が13年に完結、14年「ヨーロッパのグラミー賞」と称されるエコー・クラシック賞エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー部門を受賞。『W. A. モーツァルト:ミサ曲 ハ短調』(17年)、『J. S. バッハ:マタイ受難曲』(20年)が権威ある英国の音楽賞、グラモフォン賞を受賞。20年秋上演の鈴木優人指揮『ヘンデル:リナルド』公演が、21年第19回佐川吉男音楽賞を受賞。

有料オンライン(ライブ&リピート) 配信

オンライン視聴券がイベント割の適用で2,500円のところ2,000円に!

クリスマスシーズンに世界中で演奏される『メサイア』をより多くの方にお楽しみいただこうと、昨年に引き続き有料オンライン(ライブ&リピート)配信も行います。
公演当日に別の予定がある方、遠方にお住まいの方や外出の困難な方など、クリスマスの雰囲気を気軽に堪能したい方にお勧めです。公演後のリピート配信あり、12月25日(日)16:00~30日(金)23:59まで視聴できます。
デジタルサントリーホール(サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB/チケットぴあ) にて販売中です。 ※購入には会員登録が必要です(入会金無料) 
サントリーホール・メンバーズ・クラブについてはこちら

「聖夜のメサイア」2021年公演より

サントリーホール×The Okura Tokyo のスペシャル・コラボレーション
池田順之総料理長による、コンサート限定のクリスマス特別ディナーコース

【日時】 「聖夜のメサイア」終演後19:30~受付開始/20:00~21:30お食事
【会場】 The Okura Tokyo宴会場 平安の間(オークラ プレステージタワー1階)
【チケット料金】 The Okura Tokyoディナー付きS席 ¥28,000[税・サ込](席数限定)

【メニュー】 全6品のコースメニュー [ドリンク付]
フォワグラテリーヌ マンゴー風味、マリネした真鯛のタルタル仕立て、琥珀色に輝くコンソメスープ、国産牛フィレのロースト 赤ワインソース、
苺のムースとピスタチオのクリーム など

【ご予約・お問合せ】 9月22日(木)10時~受付開始 ※販売終了
The Okura Tokyo イベント予約係 (電話、公式ウェブサイト) 03-3224-7688(月~金 10~17時、祝日を除く)
  ご予約はこちら 【The Okura Tokyoのサイトへ】
サントリーホールチケットセンター (電話※クレジット決済のみ、窓口) 0570-55-0017(10~18時、休館日を除く)

デジタルサントリーホール オンラインイベント

名曲まるわかり!クリスマスを彩るヘンデル『メサイア』レクチャー(お話:鈴木優人)

バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者で、指揮者・鍵盤楽器奏者として多方面で活躍している鈴木優人が、『メサイア』をクイズ形式で分かりやすく解説しています。サントリーホールでのコンサートに来場予定の方だけではなく、オンライン配信で参加の方、また「来年はクリスマスに生の音楽を聴きたい」と考えている方に、『メサイア』についてより深く・楽しく知っていただけます。
クイズの空欄を全て埋められれば、あなたも『メサイア』博士に!「ハレルヤ・コーラス」などの演奏ハイライトにもご注目ください。
♪ 『メサイア』レクチャー動画はこちら
♪ 『メサイア』クイズの解答空欄シートはこちら

  • バッハ・コレギウム・ジャパン「聖夜のメサイア」ダイジェスト動画
    2021年12月24日公演より ※演奏は50秒後よりご覧いただけます

『メサイア』を知るキーノート

「聖夜のメサイア」2020年公演より

2001年よりサントリーホールで毎年開催している『メサイア』公演のプログラムの中から、作品を楽しむヒントとなる読み物をご用意しました。
ヘンデル研究の第一人者・三澤寿喜による執筆では、曲目解説をはじめ、ハレルヤ・コーラス起立の由来、ヘンデルの人物像などの“こぼれ話”もご覧いただけます。
また、同じくヘンデル研究者の河村泰子が、クリスマスの風物詩『メサイア』の日本初演と演奏記録をご紹介。
ヨーロッパ文化史研究家の小宮正安は、「時代の申し子? 『メサイア』の誕生」と題して、メサイアが作曲された当時の社会状況に迫ります。
山野雄大(ライター〈音楽・舞踊評論〉)による “『メサイア』はやわかり” では、初めて聴くかたにもわかりやすく聴きどころを紹介しています。

「聖夜のメサイア」2020年公演より