
東京サントリーサンゴリアスは、1980年に誕生して以来、日本ラグビー界を代表するクラブとして歩み続けてきました。これまでに日本選手権で8回の優勝を果たし、全国社会人大会では3度の頂点に立ち、トップリーグでも5回の優勝を記録しています。実績を重ねてきたその姿は日本ラグビーの歴史を語るうえで欠かせない存在です。

サンゴリアスが目指してきたのは、単なる“勝てるチーム”ではありません。チームが掲げているのは、「強く、そして愛されるチームでありたい」というビジョンです。これは、勝利を追い求めるだけではなく、多くの人に応援いただき、誇りを持ってもらえる存在であること、地域や社会にとって価値のある存在であることを意味しています。
その考えのもと、ラグビーという競技を通じて、チームはさまざまな形で社会とのつながりを築いてきました。地域との交流を深める活動にも積極的に取り組み、試合以外の場面でもクラブの存在を感じてもらえるよう努めています。ラグビーを軸にしながら、地域社会の一員として役割を果たしていく姿勢は、サンゴリアスが長年大切にしてきたスタンスです。
また、未来を担う子どもたちへのサポートにも力を入れています。単に技術を教えるだけではなく、夢を持つことや仲間と協力する大切さを伝えることで、スポーツを通じた人づくりにも貢献しています。こうした継続的な取り組みによって、チームは地域の中でより深く根を張り、応援される存在へと成長してきました。

サンゴリアスはこれからも、勝利を目指す情熱と、地域や社会とのつながりを大切にする心を両立させながら、進化し続けます。ラグビーのフィールドだけでなく、クラブとしての在り方そのものに“輝き”を持ち続けるために、「進化」と「挑戦」を続けていきます。
東京サントリーサンゴリアスの持つ輝きは、選手やスタッフだけの力で築かれたものではありません。そこには、チームの思いに共感し、さまざまな形で支えてくださっている多くのパートナー企業の存在があります。

サンゴリアスと共に歩んでいるパートナー企業の関わり方は実に多様です。チームのビジョンに共鳴して応援してくれているパートナー企業や団体もあれば、ビジネスの視点からチームの持つ強みを活用しているパートナー企業もあります。また、自社の課題解決や目標達成のために、サンゴリアスというクラブの資産を有効に使ってくださっているケースもあります。どの関係も一方的な支援ではなく、互いの強みを活かし合う「共創」と呼べる関係です。こうしたつながりの中で、サンゴリアスは単なるラグビーチームの枠を超え、社会に価値を届ける存在へと成長してきました。
特に、ホームタウンとして活動を共にしている東京都港区、府中市、調布市、三鷹市とは、スポーツを通じた街づくりを進めています。地域の子どもたちにラグビーを体験してもらう教室や、選手・スタッフが学校を訪問する「夢へのトライ」など、交流の場は日常の中に溶け込んでいます。こうした取り組みは、スポーツの力を通して地域に元気を届け、未来を担う子どもたちの心を育てるものです。サンゴリアスにとっても、大切とする分野のひとつです。

ファンの皆さん、パートナー企業の皆さんに支えられ、サンゴリアスは今では観客動員数No.1を誇るクラブへと成長しました。ラグビーの強さだけでなく、ブランドとしての魅力、地域社会とのつながりの深さなど、「サンゴリアスだからこそ選ばれる」理由が、確かな形になって現れています。
こうした背景の中で、サンゴリアスは今、パートナー企業の目的や期待により一層応えられるチームになりつつあります。すでに多くの共創事例も生まれており、それぞれの企業や団体にとって意味のある共創のかたちを、一緒につくっていく準備が整ってきています。これからも、チームの力を信じていただけるパートナー企業と、社会に前向きな影響を与える未来を築いていきます。

ラグビーというスポーツの魅力のひとつは、どんな人でも関われるところにあります。体の大きさや性別、育った環境に関係なく、それぞれの役割がある。そして何より、ラグビーは一人ではプレーできない競技です。チームで力を合わせて戦うことが前提にあるからこそ、仲間を信じることの大切さや、支え合う姿勢が自然と身につきます。
サンゴリアスはこれからも、チームとして強さを追い求める姿勢を持ち続けながら、見ている人の心を動かす試合を届けていきたいと考えています。熱くなれる瞬間や、胸を打つ感動を、ラグビーを通して多くの人と共有したい。それが、私たちの原動力です。
同時に、チームとしての活動が地域や社会にとって意味のあるものでありたいという思いも強く持っています。ただ試合をするだけでなく、このクラブと一緒に未来を歩んでいきたいと思ってもらえるような存在を目指しています。
そのために、企業と連携した地域活性のプロジェクトや、学校と協力した子どもたちへの教育活動、さらには環境問題や福祉といった社会的な課題にも向き合い、チームの持つ力やつながりを活かした活動をもっと広げていこうとしています。ラグビーという枠を超えて、社会に貢献する方法を常に探し、行動に移していく。それがサンゴリアスのこれからの大きなテーマです。
そして、私たちはこれからも「やってみなはれ」の精神を大切にしていきます。サントリーグループの一員として、変化を恐れず、新しい挑戦に前向きに取り組む姿勢を忘れずにいたいと思っています。より多くの人やパートナー企業、地域とつながりながら、誰かにとっての希望やきっかけになれるようなクラブであるために。サンゴリアスはこれからも進み続けます。