サントリーは1899年の創業以来、創業者鳥井信治郎の言う「利益三分主義」を経営哲学としてきました。
後を継いだ二代目社長の佐治敬三は、日本が高度成長期を迎えるさなか、いちはやく心の豊かさの重要性を認識し、文化活動を推進しました。その思いのもと、サントリー美術館は1961年、東京・丸の内に開館。そして2007年には、東京ミッドタウン(六本木)に移転し今日まで精力的に活動を続けています。
サントリー美術館は『生活の中の美』を基本理念として、ミュージアムメッセージ『美を結ぶ。美をひらく。』を掲げて活動を展開してきました。
現在は年間約6回の企画展を11名の学芸員と共に開催し、年間約30万人のご来場者にご好評をいただいています。収蔵品は、絵画、陶磁、漆工、染織など日本の古美術から東西のガラスまで、国宝1件、重要文化財16件を含む約3,000件に及びます。
当館は『生活の中の美』を表現し、感動に出会っていただける企画展の開催をし、多くの人々にとっての『都市の居間』となる美術館を目指してまいります。