2018年11月28日(水)~2019年1月20日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行います。
※本展は山口県立美術館(2019年3月20日~5月6日)へ巡回します。
※各作品の出品期間は、出品作品リスト(PDF) をご参照ください。
「扇」は、日本で生まれ発展したものです。その起源は詳らかではありませんが、早く10世紀末には中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされ、中国の文献には、それまで一般的だった団扇と区別して、折り畳む意味の「摺」の字をあてた「摺扇」「摺畳扇」や、「倭扇」などと登場します。すなわち、扇が日本のオリジナルであったことを物語っています。
宗教祭祀や日常生活での用具としてだけでなく、気分や場所、季節に応じて取りかえ携帯できる扇は、貴賤を問わずいつでもどこでも楽しめる、最も身近な美術品でした。和歌や絵が施された扇は、贈答品として大量に流通し、また、人と人をつなぐコミュニケーション・ツールの役割も担いました。
さらに扇は、屛風や巻物、そして工芸や染織などとも結びついて、多彩な作品を生み出していきます。あらゆるジャンル、あらゆる流派と交わる扇には、日本人が求めた美のエッセンスが凝縮されているのです。
本展では、日本人が愛した「扇」をめぐる美の世界を、幅広い時代と視点からご紹介します。手中の扇がひらひら翻るたび表情を変えるように、「扇」の多面的な世界をお楽しみください。
会期 |
2018年11月28日(水)~2019年1月20日(日) ※作品保護のため、会期中展示替を行います。 |
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開館時間 |
10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) ※12月23日(日・祝)、1月13日(日)は20時まで開館 |
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休館日 |
火曜日 ※1月15日は18時まで開館 |
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入館料 |
※中学生以下無料 |
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割引 |
◇100円割引 ※他の割引との併用はできません |
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音声ガイド |
¥550 |
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主催 |
サントリー美術館、朝日新聞社 |
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協賛 |
三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス |
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