すみだがわ よる
小林清親は、江戸から東京へと移り変わる都市の景観を、「光線画」と呼ばれる独自の手法で描き出し、人気を博した。光と影、水の描写などに優れた感性を発揮した清親の光線画は、従来の浮世絵にはなかった独特の情趣を醸し出している。「隅田川夜」は、隅田川のほとりにたたずむ男女を描く。男の手には小田原提灯が握られている。対岸の家の明かりが水面に映り、情緒あふれる夕暮れ時の隅田川の景を伝えている。これらの二図には、光に対する清親の鋭敏な感覚が感じられる。(『美しの和紙 天平の昔から未来へ』サントリー美術館、2009年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます
2024年 1月
2024年 2月
2024年 3月
2024年 4月
2024年 5月
2024年 6月
2024年 7月
2024年 8月
2024年 9月
2024年 10月
2024年 11月
2024年 12月
2025年 1月
2025年 2月
2025年 3月
2025年 4月
2025年 5月
2025年 6月
2025年 7月
2025年 8月
2025年 9月
2025年 10月
2025年 11月
2025年 12月