とうきょう めいしょ うえのこうえん ないこくかんぎょうだいにはくらんかい びじゅつかん ならびに ふんすいき の ず
富国強兵・殖産興業のために開催された内国勧業博覧会は1881(明治14)年に第2回が上野公園で開催され、本図にはジョサイア・コンドル設計による2階建ての煉瓦造りの「美術館」が描かれています。現・東京国立博物館本館付近に建てられたこの建物は翌年に博物館として開館し、関東大震災後に取り壊されるまで日本を代表する近代建築でした。入口の正面には高さ3mにも及び大きな話題を集めた宮川香山製作の噴水が描かれています。(『リニューアル・オープン記念展Ⅲ 美を結ぶ、美をひらく。』、サントリー美術館、2020年)
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