きく すすき まきえ なが ふばこ
隅丸長方形、被蓋造。蓋には塵居と玉縁をつけ、両側に刳形を設ける。身の両側面には菊紋をあしらった銅製鍍金の紐金具を打つ。蓋表から蓋両側面にかけて芒に一茎の八重菊を重ねて描く。小さな露は空中に散るように描かれている。総体黒漆地で、金平蒔絵と絵梨地を主体に文様を描き、菊の花や葉の一部に高蒔絵を交えている。(『NHK大河ドラマ特別展 天地人―直江兼続とその時代―』サントリー美術館ほか、2009年)
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