- 作者
- 海北友雪(1598~1677年)
- 数量・員数
- 二十巻
- 形状・材質技法
- 紙本著色
- 寸法(単位cm)
- (第一巻・上一)縦32.1 全長1228.2 (第二巻・上二)縦31.8 全長1466.0 (第三巻・上三)縦32.2 全長1327.7 (第四巻・上四)縦32.1 全長1363.7 (第五巻・上五)縦32.1 全長1193.4 (第六巻・上六)縦32.1 全長1300.4 (第七巻・上七)縦32.2 全長1246.7 (第八巻・上八)縦32.1 全長1123.9 (第九巻・上九)縦32.0 全長1391.0 (第十巻・上十)縦32.1 全長1202.6 (第十一巻・上十一)縦32.1 全長1206.8 (第十二巻・下一)縦32.1 全長1382.1 (第十三巻・下二)縦32.2 全長1202.4 (第十四巻・下三)縦32.0 全長1053.1 (第十五巻・下四)縦32.2 全長1045.8 (第十六巻・下五)縦32.2 全長1259.5 (第十七巻・下六)縦31.9 全長1197.4 (第十八巻・下七)縦32.2 全長1201.8 (第十九巻・下八)縦31.9 全長1145.5 (第二十巻・下九)縦31.8 全長1165.5
- 制作年代
- 江戸時代 17世紀
兼好法師の随筆『徒然草』の全章段を絵画化し、原文もすべて詞書として有す現存唯一の大作絵巻。海北友松の子・友雪によって、兼好の美学が柔らかな色彩で象徴的に描き出されている。『徒然草』の絵画化は江戸時代に始まる。従来、初の徒然絵は、慶安5年(1652)頃に刊行された絵入注釈書『なぐさみ草』とされてきた。しかし、本絵巻の章段区分はそれ以前の刊本と一致し、『なぐさみ草』よりも制作時期がさかのぼり得る絵巻として貴重である。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)