つたしたえ しんこきんしゅう わか しきし
金泥のみで蔦の下絵を描き、その上に『新古今和歌集』巻第四・秋歌上「更ゆかはけふりもあらししほかまのうらみなはてそ秋のよの月」(前大僧正慈円)の和歌を散らし書きした色紙である。生い茂る蔦には、顔料や墨のにじみを利用した宗達の特徴的技法「たらし込み」が用いられ、葉の質感が見事に表現されている。「慶長十一年十一月十一日」のの年記と光悦の落款印章を伴う一連の作品のひとつである。(『「もののあはれ」と日本の美』、サントリー美術館、2013年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます