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コレクションデータベース

玉藻前草子絵巻

たまものまえ そうし えまき

制作地・様式
お伽草子
数量・員数
三巻
形状・材質技法
巻子 紙本著色
寸法(単位cm)
(上巻)縦31.0 全長1462.4 (中巻)縦31.0 全長1419.4 (下巻)縦31.0 全長1437.0
制作年代
江戸時代初期   17世紀

那須野の殺生石と玉藻前の伝説を素材とした妖怪退治物の一種。御伽草子や謡曲「殺生石」のほか、浄瑠璃や歌舞伎などにも取り上げられている。久寿元年(1154)の春、鳥羽院の仙洞へ美女が現れた。詩歌管弦に秀でて玉藻前と呼ばれ、院の寵愛を受ける。院が病気になった時、陰陽師安倍泰成により、玉藻前は那須野の双尾の大狐の化身であることが見破られ、下野那須野に逃れる。やがて退治されて殺生石と化し、人々を悩ましたが、源翁和尚により成仏するというもの。絵の描写は巧みで、構図もよくまとまっているが、御伽草子絵に特有の稚拙な趣も所々に見受けられる。結びの一段から室町末期の源翁和尚を中興とする会津の示現寺に近い筋で制作されたものらしいことが推察される。全21段の構成から成り、詞や絵の構図に若干の違いが見られるものの、福島・常在院本にきわめて近い。室町末期の御伽草子絵巻の中では非常に優れた出来栄の作品である。(『絵巻小宇宙―絵の中に生きる人々―』、サントリー美術館、2000年)

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