おうみはっけい まきえ げんじ だんす
源氏物語の冊子を納める箪笥。全面は銀製の錠をつけた倹飩蓋で、内部に二列三段の引出を設ける。箪笥全面を八面に区画し、「石山秋月」「瀬田夕照」「大津晴嵐」などを描いて近江八景をあらわす。一般的な「粟津晴嵐」に代えて「大津晴嵐」としていることから、近江八景にも異説があったことが知られる。文様は梨地に高蒔絵と金銀の切金や金貝をふんだんにちりばめてあらわされる。収納する源氏物語五十四帖は奥書から万治3年(1660)、東園基賢(1626-1704)筆と知られ、この箪笥も同時期の制作と考えられる。(『水と生きる』サントリー美術館、2007年)
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