せいふう ばくふ ず
人の背丈を凌ぐほどの大画面に、勢いよく一直線に流れ落ち、滝壺で飛沫を上げる流水を描く。轟々と音を立てるかのような流水に洗われる岩の塊は黒々として静かである。上方を横切る青楓の一枝が爽やかな初夏の彩りを添えている。江戸時代中期を代表する京都の画家・円山応挙の画風は、本図のように写生を重視した平明な写実性を特色とする。応挙五十五歳陰暦11月の作で、画面右側に応挙と親交のあった儒学者・皆川淇園の題詩が記される。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
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