げんじものがたりずびょうぶ すま・はしひめ
屛風の中央に大きな松を描き、金雲と対角線を巧みに用いて、左右に『源氏物語』の中の二場面を明快に描き分けている。向かって左半分は「須磨」の帖から、一時都から離れて須磨の浦に隠棲した光源氏主従を描く。また右半分は「橋姫」の帖から、宇治の八の宮の姫君たちが琵琶と琴を合奏する美しい音色に惹かれ、薫の君が庭先から垣間見する場面を描いている。その画風から、土佐派の画家で江戸初期に活躍した土佐光吉(1539-1613)の子、光則(1583-1638)周辺の作と推定される。(『BIOMBO 屛風 日本の美』サントリー美術館ほか、2007年)
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