しょうしょうはっけいず びょうぶ
中国湖南省にある洞庭湖の南、瀟水と湘水が合流する一帯の勝景を選んだ瀟湘八景を描く屛風。右隻右遠方より江天暮雪、山市晴嵐、瀟湘夜雨、遠浦帰帆、左隻右より平沙落雁、漁村夕照、煙寺晩鐘、洞庭秋月が、四季の推移を織り交ぜながら中央の水景をめぐるように配置されている。久隅守景(生没年不詳)は、狩野探幽門下の四天王の一人であったが、のち狩野派を離れた。一時は加賀にいたが、田園風俗を活写した清新な画風でも知られる。(『水と生きる』、サントリー美術館、2007年)
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