ほうひ かっせん えまき
法師たちが腹にガスを溜め、放屁競べを繰り広げる奇想天外な絵巻。奥書とその書風より、伏見宮貞成親王(後崇光院、1372-1456)のもとで、平安時代の戯画が転写されたものと考えられる。朱扇を的にした最後の一戦に登場するのは、真打ちの尼公。画中詞で彼女は、お伽草子『福富草紙』で有名な放屁名人・高向秀武の娘だと自ら名乗るが、その台詞も後崇光院の筆による。古い戯画をもとに、新たな放屁譚が即興的に創案された可能性もあり面白い。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます
CLOSE
閉じる
2025年 1月
2025年 2月
2025年 3月
2025年 4月
2025年 5月
2025年 6月
2025年 7月
2025年 8月
2025年 9月
2025年 10月
2025年 11月
2025年 12月
COPYRIGHT © SUNTORY FOUNDATION FOR THE ARTS.
ALL RIGHTS RESERVED.