よしわら ふうぞく ずかん
江戸の遊郭新吉原の風俗を描いた図巻で、大川の猪牙舟、格子先、揚屋町、妓楼の店先、妓楼奥屋敷の五段で構成される。猪牙舟は先のとがった細長く軽快な舟で、とくに吉原通いの客を運ぶために使われた。隅田川(大川)を猪牙舟で遡ってきた吉原の客は、山谷堀に入った辺りで岸に上り、日本堤を吉原へと向かったのである。英一蝶(1652-1724)が三宅島配流中に描いたものであるが、江戸の都市風俗に通じた一蝶ならではの作品といえよう。(『水と生きる』、サントリー美術館、2007年)
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